独自短編集
Original Short Stories & Omnibusries

独自短編集

世界の名探偵 コレクション10

第4巻
エルキュール・ポアロ
戸田裕之訳 集英社文庫 1997 ISBN:9784087485592
ある夜、ポアロの部屋に下院院内総務と戦時内閣の閣僚が訪れた。明日、ベルサイユ宮殿で開かれる連合国会議を前に、イギリス首相が誘拐されたのだ。首相の欠席は最悪の結論を導くおそれがあり、24時間以内に発見しなければならない(「イギリス首相誘拐事件」)。「灰色の脳細胞」で事件を分析し、犯人の心理を洞察し、解決する名探偵エルキュール・ポアロ登場。
イギリス首相誘拐事件」 「〈西の星〉盗難事件」 「エジプト王陵の謎」 「クラパムの料理女の謎」 「ヴェールの貴婦人」 「二十四羽の黒鶫」 「プリマス行き急行列車」 「すずめばちの巣
第8巻
ミス・マープル
雨沢泰訳 集英社文庫 1997 ISBN:9784087485639
果して夫が妻を殺したのか?迷信家で気まぐれでわがままな病身の妻が、占い師の「青い花は死をもたらす」の予言どおり、寝室の壁紙の花が青に変色したことで、恐怖のあまりショック死したという(「青いゼラニウム」)。おしゃべりでせんさく好きな老嬢マープルが、持ち前の洞察力で事件の真相に迫る。
青いゼラニウム」 「話し相手」 「四人の容疑者」 「溺死」 「風変わりないたずら」 「申し分のないメイド」 「ミス・マープル、風邪をなおす」 「やすらぎの地

クリスティー傑作集/クリスティーの6個の脳髄

1977
クリスティー傑作集
各務三郎編、深町眞理子訳 番長書房 イフ・ノベルズ 1977
エルキュール・ポワロ私立探偵: 「すずめばちの巣」 「二十四羽の黒つぐみ」 「バグダッドの櫃の秘密
ミス・マープル素人探偵: 「青いゼラニウム」 「風変わりな悪戯
トミーとタペンス夫婦探偵: 「鉄壁のアリバイ
ハーリー・クィン幽霊探偵: 「ハーリー・クィン登場」 「ヘレンの顔
パーカー・パイン私立探偵: 「明けの明星消失事件
幻想と怪奇: 「ランプ」 「人形
1979
クリスティーの6個の脳髄
各務三郎編、深町眞理子訳 講談社 講談社文庫 1979
ごぞんじ「灰色の脳細胞」エルキュール・ポワロから、愛すべきミス・マープル、トミーとタペンス夫婦、ハーリー・クィン、パーカー・パインまで、クリスティーが創造した6人の探偵《偉大なる6個の脳髄》がこの一冊に集合! 他に「クリスティー小百科」ともいうべき詳細な書誌と解説付き。

情婦/検察側の証人

1958
情婦
松本恵子訳 角川書店 角川小説新書 1958
「情婦」「西方の星」「首相誘拐事件」「ダベンハイム氏の失踪」「クラパムの料理女」「イタリア貴族の怪死」「エジプト人墓地の冒険」
1969
情婦
松本恵子訳 角川書店 角川文庫 1969

カバー・挿絵:山野辺進

1974年
19??年


検察側の証人
〈情婦〉改題 松本恵子訳 角川書店 角川文庫 1985
弁護士メイハーンは、富豪殺人事件容疑者の無実を唯一人信じた。 彼のアリバイを証言できるのはその情婦だけだった。 だが意外にも彼女は法廷で彼の有罪を主張した…。 クリスティが放つ傑作推理。 他に「西方の星」「首相誘拐事件」「ダベンハイム氏の失踪」「クラパムの料理女」「イタリア貴族の怪死」「エジプト人墓地の冒険」。
カバー:上原徹

クリスティ短編集

クリスティ短編集(一)
井上宗次・石田英二訳 新潮社 新潮文庫 1960
※1993年60刷改版 ISBN:9784102135037
ピラミッドにまつわる、恐ろしい迷信を利用して起る連続殺人の謎を、名探偵ポアロが追求する『エジプト墓地の冒険』、著者の祖母をモデルにしたといわれるミス・マープルが、独自の“人生の知恵”によって難問題を見事に解決する『火曜の夜のつどい』ほか、初期作品13編『検察側の証人』『うぐいす荘』『ダヴェンハイム氏の失踪』『イタリア貴族の怪死』『アスターティの神殿』『金塊事件』『舗道血痕』『動機対機会』『中年の人妻の事件』『悩める淑女の事件』『あるサラリーマンの冒険』を収録する。
クリスティ短編集(二)
井上宗次・石田英二訳 新潮社 新潮文庫 1961
※1994年55刷改版 ISBN:9784102135020
セント・メアリー・ミードの川で発見された、お転婆娘ローズの溺死体――愛憎のもつれたこの事件の真相を、ミス・マープルは的確に指摘する『溺死』。 物質的には恵まれながらも、精神的に満たされない夫人を、トリックで幸福に導くパーカー・パインの活躍がみごとな『金持ちの女の事件』など、英国中流階級の落ち着いた生活の雰囲気を巧みに織りこんだ、初期作品14編を収録する。
「溺死」「クリスマスの悲劇」「不満な軍人の事件」「不満な夫の事件」「金持ちの女の事件」「シラズの家」「高価な真珠」「デルフィの神託」「遺言書紛失事件」「首相誘拐事件」「安アパートの冒険」「マーズドン荘の悲劇」「百万ドル公債の盗難」「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」

青い壺の謎 The Agatha Christie Hour

青い壺の謎
中村妙子訳 新潮社 新潮文庫 1985 ISBN:9784102135112
〈求む=25~30歳の女性。目の色、ダーク・ブルー、金髪、新著王5フィート7インチ、フランス語堪能……〉 新聞の求人広告で見つけたジェインの仕事は、さる国の大公女の身代わりだった。 案の定、誘拐犯が現われたのだが……。 一人暮らしの若い女性を見舞う冒険「ジェインの職探し」、ゴルフ場で聞いた悲鳴が、他人には聞こえない不思議「青い壺の謎」、未邦訳の「白木蓮の花」等、新編集の短編集。
「あっぱれ、男」「ジェインの職探し」「不満な軍人の事件」「中年の人妻の事件」「仄暗い鏡の中に」「四人目の男」「白木蓮の花」「縁は異なもの」「赤信号」「青い壺の謎」

講談社英語文庫

1996
アガサ・クリスティ短編集 Agatha Christie's best stories
講談社 Kodansha English library 127 1996
「灰色脳細胞」の紳士、エルキュール・ポアロと編み物好き老婦人のミス・マープル。どちらかというとポアロ人気かな。と思いきや、「私はマープルの肩をもつわ」とクリスティ自身は語っています。そんな永遠のライバル名探偵二人が初めて短編で対決。148もの短編のうちから選りすぐった6作。短編でもその才能をいかんなく発揮するポアロに、セント・メリー・ミードの家を舞台にした謎解き集会の推理で、マープル、面目躍如となりますか。
A Christmas Tragedy/The Adventure of the Egyptian Tomb/The Case of the Missing Will/The Kidnapped Prime Minister/The Thumb Mark of St.Peter/The Tuesday Night Club
1998
ポアロの事件簿 Monsieur Poirot's files
講談社インターナショナル Kodansha English library 142 1998
名探偵エルキュール・ポアロの「灰色脳細胞」が鋭く光る、傑作謎解き短編集。
「イタリア貴族の事件」「クラパムの料理女の謎」「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」「マーズドン荘の悲劇」「二十四羽の黒鶇」「安アパートの事件」
1998
ミス・マープルの事件簿 Miss Marple's mysteries
講談社インターナショナル Kodansha English library 1998
編み物と庭いじりが日課のおしゃべりでせんさく好きな老婦人、ミス・マープルの名推理6編。
「血に染まった敷石」「青いゼラニウム」「四人の容疑者」「溺死」「ミス・マープル、風邪をなおす」「サンクチュアリ(やすらぎの地)」

対訳クリスティ

対訳クリスティ1
山崎昂一・川崎淳之助訳 南雲堂 現代作家シリーズ(58) 1959 ISBN:9784523220589
「火曜日の夜の集会」「女神像の家」「金塊紛失事件」「血染めの敷石」「青いてんじくあおいの花」「茶飲み相手」「バンガロー事件」

対訳クリスティ2
小倉多加志訳 南雲堂 現代作家シリーズ 1962 ISBN:9784523220596
「ミューズ殺人事件」「エジプト墳墓事件」「安アパート事件」

対訳クリスティ3
長谷川正平訳 南雲堂 現代作家シリーズ 1959 ISBN:9784523220497
「中年の人妻の事件」「不満な軍人の事件」「悩める婦人の事件」「金持の女の事件」

その他

1985
アガサクリスティー短編集 Selected short stories of Agatha Christie
藤野紀男 金星堂 1985 ISBN:9784764704626

1991
クリスティ短編集 Poirot Investigates
西尾朗註解 成美堂 1991
※初版1958年
“Poirot Investigates”から各々趣を異にした興味ある3編を収録。 The Adventure of the Egyptian Tombではエジプトでの発掘にまつわる不思議な一連の殺人事件、 The Jewel Robbery at the Grand Metropolitanでは南英Brightonにおける真珠の首飾り盗難事件、 そしてThe Kidnapped Prime Ministerでは英国首相の不思議な失踪事件をと佳作ばかり選んだ。

私家版

アガサ・クリスティー未発表短編集

「犬のボール事件」The Incident of the Dog's Ball
1933年頃に書かれた短編。『もの言えぬ証人』の原型。
→別訳がアガサ・クリスティー&ジョン・カラン『アガサ・クリスティーの秘密ノート(下)』(クリスティー文庫 2010)に「犬のボール」として収録。
「ケルベロスの捕獲」The Capture of Cerberus
「ヘラクレスの冒険」の“雑誌連載用に準備された”第12話。書籍版には別バージョンが収録された。
→別訳がアガサ・クリスティー&ジョン・カラン『アガサ・クリスティーの秘密ノート(上)』(クリスティー文庫 2010)に収録。
アガサ・クリスティー拾遺集

「知っていた男」The Man Who Knew
クリスティ最初期に書かれた短編。「赤信号」(『死の猟犬』所収)の原型。
「ポワロとレガッタの謎」Poirot and the Regatta Mystery
1936年、米紙に掲載された短編。「レガッタ・デーの事件」(『黄色いアイリス』所収)の原型。
「管理人の老婆」The Case of the Caretaker's Wife
「管理人の事件」(『愛の探偵たち』所収)の原型。
エルキュール・ポワロ短篇全集(1)

「戦勝記念舞踏会事件」「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」「クラブのキング」「ダヴェンハイム氏の失踪」「プリマス行き急行列車」「西洋の星の冒険」「マースドン荘の悲劇」「誘拐された総理大臣」「百万ドル公債盗難事件」「格安マンションの冒険」「猟人荘の謎」「チョコレートの箱」

エルキュール・ポワロ短篇全集(2)

「エジプト墳墓の冒険」「ヴェールをかけたレディー」「ジョニー・ウェイヴァリー誘拐事件」「マーケット・ベイジングの謎」「イタリア貴族殺害事件」「消えた遺言書事件」「潜水艦の設計図」「クラパムの料理女」「失われた鉱山」「コーンウォールの謎」「二重の手がかり」「クリスマスの冒険」

オムニバス

1960
世界名作推理小説大系(9)
堀田善衛・大久保康雄訳 東京創元社
「アクロイド殺害事件」(大久保康雄約)、「ABC殺人事件」(堀田善衛訳)を収録。
1961
世界名作推理小説大系(別巻4)
松原正・西脇順三郎訳 東京創元社
「三幕の悲劇」(西脇順三郎訳)、「スタイルズの怪事件」(松原正訳)を収録。解説:中島河太郎
1962
世界推理小説大系(13)
原百代訳 東都書房 
「アクロイド殺害事件」「ABC殺人事件」「ポアロ捜査ノート」を収録。解説:中島河太郎


1972
世界推理小説大系(5)
原百代、久万嘉寿恵訳 講談社
「アクロイド殺害事件」(原百代訳)、「オリエント急行殺人事件」(久万嘉寿恵訳)を収録。

アンソロジー

1956
名探偵登場3
早川書房編集部編 早川書房 世界探偵小説全集(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
フォーチュン「豪華な晩餐」H・C・ベイリイ、 ポアロ「総理大臣の失踪」アガサ・クリスティー、 クリーク「虹の真珠」トマス・W・ハンショー、 ウイルスン「電話室にて」G・D・H&M・I・コール、 ウィムゼイ卿「二人のピーター卿」ドロシイ・セイヤース、 ゲスリン大佐「木を見て森を見ず」フィリップ・マクドナルド、 リーダー「宝探し」エドガー・ウォレス、 ヘイリイ博士「サイプラス島の蜂」アンソニー・ウイン、 シェリンガム「瓶ちがい」アンソニー・バークレイ、 コンティネンタル・オプ「カウフィグナル島の掠奪」ダシエル・ハメット、 解説
1956
名探偵登場4
早川書房編集部編 早川書房 世界探偵小説全集(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
プリーストレイ博士「逃げる弾丸」ジョン・ロード、 アルバート・キャンピオン「ボーダー・ライン事件」マージェリイ・アリンガム、 スサン・デア「スザン・デア紹介」ミニオン・エバハート、 サム・スペード「スペードという男」ダシエル・ハメット、 ヨンケル氏「大暗号」メルビール・ダビッソン・ポースト、 ポジオリ教授「チン・リーの復活」T・S・ストリブリング、 エラリー・クイーン「チークの卷煙草容器」エラリー・クイーン、 メグレ「メグレの煙管」ジョルジュ・シメノン、 ミス・マープル「管理人と花嫁」アガサ・クリスティー、 アボット夫妻「青い帽子」フランシス・クレイン、 解説
1957
世界短篇傑作集(2)
江戸川乱歩編 東京創元社
アーネスト・ヘミングウェイ「殺人者」、 アガサ・クリスチィ「夜鶯荘」、 イーデン・フィルポッツ「三死人」、 ダシール・ハメット「スペエドという男」、 エラリー・クイーン「気狂いティー・パーティ」、 トマス・バーク「オッターモール氏の手」、 ドロシイ・L・セイヤーズ「疑惑」、 ヒュー・ウォルポール「銀の仮面」、 H・C・ベイリー「黄色いなめくじ」、 J・ディクスン・カー「見知らぬ部屋の犯罪」、 ジョン・コリア「クリスマスに帰る」、 ウィリアム・アイリッシュ「爪」、
解説:中島河太郎
1960
世界推理名作全集(6)
中央公論社
クリスティー「アクロイド殺害事件」「うぐいす荘事件」(河野一郎訳)、カー「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」(中村能三訳)を収録。解説:中島河太郎
1960
世界短編傑作集(3)
江戸川乱歩編 東京創元社 創元推理文庫
アントニー・ウイン「キプロスの蜂」、 パーシヴァル・ワイルド「堕天使の冒険」、 E・ジェプスン R・ユーステス「茶の葉」、 アントニー・バークリー「偶然の審判」、 ロナルド・A・ノックス「密室の行者」、 C・E・ベチョファー・ロバーツ「イギリス製濾過器」、 マージェリー・アリンガム「ボーダー・ライン事件」、 ロード・ダンセイニ「二壜のソース」、 アガサ・クリスチィ「夜鶯荘」、 ベン・レイ・レドマン「完全犯罪」、
解説:中島河太郎
1968
私が選んだもっとも怖い話
ヒチコック選、邦板輝夫訳 徳間書店 ワールドホラー・ノベルシリーズ
ピーター・フレミング「獲物」、 レイ・ブラッドベリ「群衆」、 H・R・ウェイクフィールド「幽霊ハント」、 ウイリアム・サンブロット「タフな町」、 J・J・ファージョン「警官が来た!」、 フィリップ・マクドナルド「羽根を持った友だち」、 エドワード・L・ペリー「追いはぎ」、 アガサ・クリスティー「神の燈」、 シオドア・スタージョン「それ」、 ポール・エルンスト「小さな地底人」、 リチャード・マシスン「ぼくはだれだ!」、 ロバート・アーサー「悪夢のなかで」

一ダースの戦慄:精選世界恐怖小説
ヒチコック選、吉川昌一訳 徳間書店 トクマ・ノベルズ 1976
ピーター・フレミング「獲物」、 レイ・ブラッドベリ「群衆」、 H・R・ウェイクフィールド「幽霊ハント」、 ウイリアム・サンブロット「タフな町」、 J・J・ファージョン「警官が来た!」、 フィリップ・マクドナルド「羽根を持った友だち」、 エドワード・L・ペリー「追いはぎ」、 アガサ・クリスティー「神の燈」、 シオドア・スタージョン「それ」、 ポール・エルンスト「小さな地底人」、 リチャード・マシスン「ぼくはだれだ!」、 ロバート・アーサー「悪夢のなかで」
1971
アンソロジー・恐怖と幻想(1)
日本ユニエージェンシー編 月刊ペン社
トマス・プレスケット・プレスト「恐怖の来訪者」、 ギイ・ド・モーパッサン「オルラ」、 M・R・ジェイムズ「マグナス伯爵」、 クラーク・アシュトン・スミス「アヴロワーニュの森のランデヴー」、 レイ・ブラッドベリ「二階の男」、 アガサ・クリスティー「最後の降霊術」、 ロバート・E・ハワード「妖虫の谷」、 アントニー・バウチャー「噛む」、 ジョン・コリア「葦毛に乗った女」、 ミンドレット・ロード「メリフロア博士の最後の患者」、 E・C・タブ「青二才」、 リチャード・マシスン「吸血鬼などは...」、 ジョン・ヘイグ「吸血鬼の告白」
1977
世界傑作推理12選&ONE
エラリー・クイーン編、新庄哲夫訳 光文社 カッパ・ノベルス
エドナ・セント・ヴィンセント・ミレー「「魚取り猫」亭の殺人」、 リチャード・コーネル「世にも危険なゲーム」、 アガサ・クリスティー「うぐいす荘」、 トマス・バーク「オッタモール氏の手」、 ヒュー・ウォルポール「銀の仮面」、 ドロシイ・L・セイヤーズ「疑惑」、 ベン・ヘクト「情熱なき犯罪」、 ウィルバー・D・スティール「人殺しの青」、 スタンリイ・エリン「特別料理」、 シャーロット・アームストロング「敵」、 ジョー・ゴアズ「ダール アイ ラブ ユ」、 ロバート・ブロック「ごらん、あの走りっぷりを」、 エラリイ・クイーン「三人の未亡人」

世界傑作推理12選&ONE
エラリー・クイーン編、新庄哲夫訳 光文社 光文社文庫 1986
本書は、世界的推理文壇の巨匠で名アンソロジストとして、幾多の“黄金の12選”シリーズを世に送り出したエラリー・クイーンが、生前、特に日本読者のために編んだ珠玉の短編選集である。 なじみの深い古典ものから、日本初公開作品まで、いずれも高水準のものを13編収録した。 題名の“& ONE”とは、クイーンの自作短編「三人の未亡人」を12選につけ加えたことを表わしている。
1978
海外ミステリー傑作選
武田武彦編 集英社 集英社文庫 コバルトシリーズ
エドガー・アラン・ポオ「モルグ街の事件」、 コナン・ドイル「おどし屋ミルバートン」、 モーリス・ルブラン「ルパンの結婚」、 アガサ・クリスティー「夢」、 ジョン・ディクスン・カー「新透明人間」、 エラリイ・クイーン「七匹の黒猫」、 ダシール・ハメット「一度しか死刑にはできない」
1978
クリスマスの悲劇:クリスマス・ストーリー集2
アガサ・クリスティほか著、長島良三編 角川書店 角川文庫
ラルフ・メサック「おもちゃ泥棒団」、 ハリエット・ビーチャー・ストウ「クリスマス、それとも善意の妖精」、 ローズマリー・ティムパリー「クリスマスの出会い」、 アガサ・クリスティ「クリスマスの悲劇」、 ナサニエル・ホーソーン「クリスマスの饗宴」、 クリストファー・ヨウド「クリスマス・ツリー」、 ドストエフスキー「クリスマス・ツリーと婚礼」、 ブレット・ハート「サンタクロースはこうしてシンプソン村へやって来た」、 フレデリック・ポール「ハッピー・バースデイ、イエスさま」、 エヴァン・ハンター「バースデイ・パーティ」、 デイヴィッド・R.バンチ「モダーニアの少女のクリスマス」、 アンデルセン「モミの木」、 リング・ラードナー「古風なクリスマス」、 リー・ウェイクフィールド「寒い国から来たスパイ」、 リチャード・マティスン「旅人」、 L.フランク・ボーム「誘拐されたサンタクロース」、 ジョーエル・チャンドラー・ハリス「赤ん坊のクリスマス」
1979
EQMMアンソロジー(1)
エラリイ・クイーン編、村上啓夫ほか訳 早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
E・S・ガードナー「緋の接吻」、 アガサ・クリスティー「お宅の庭は?」、 ジョン・ディクスン・カー「ハント荘の客」、 レイ・ブラッドベリ「鉢の底の果物」、 ニコラス・ブレイク「暗殺者」、 褐色のセダン(マッキンレイ・カンター) シンクレア・ルイス「幽霊パトロール」、 パトリック・クェンティン「七転八起」、 F&R・ロックリッジ「誰もいえない」、 フレドリック・ブラウン「完全犯罪」、 フィリス・ベントリィイ「登場人物を探す作者」、 コーネル・ウールリッチ「おまえの葬式だ」
1979
安楽椅子探偵傑作選
各務三郎編 講談社 講談社文庫
アイザック・アシモフ「あすは今日の次の日」、 レックス・スタウト「とんでもない殺人」、 M・P・シール「ザレスキー公爵の復活」、 ジェイムズ・ヤッフェ「ママ、涙を見せる」、 ハリー・ケメルマン「九マイルの歩行」、 G・K・チェスタートン「折れた剣」、 アガサ・クリスティー「舗道の血痕」、 バロネス・オルツィ「隅の老人」
1979
サンタクロースの贈物:クリスマス・ミステリー傑作選
田村隆一編 河出書房新社
エラリイ・クイーン「クリスマスと人形」、 ジョン・コリア「クリスマスに帰る」、 アガサ・クリスティ「クリスマスの悲劇」、 星新一「クリスマス・イブの出来事」、 加田伶太郎「サンタクロースの贈物」、 半村良「マッチ売り」、 山川方夫「メリイ・クリスマス」、 ジョルジュ・シムノン「児童聖歌隊員の証言」、 筒井康隆「最後のクリスマス」、 戸板康二「死んでもCM」、 オー・ヘンリー「警官と讃美歌」、 コナン・ドイル「青い紅玉」、 G・K・チェスタトン「飛ぶ星」、
解説:新保博久「クリスマスにデスマスクを」

サンタクロースの贈物:クリスマス×ミステリーアンソロジー
新保博久編 河出書房新社 河出文庫 2021 ISBN:9784309467481
エラリイ・クイーン「クリスマスと人形」、 ジョン・コリア「クリスマスに帰る」、 アガサ・クリスティ「クリスマスの悲劇」、 星新一「クリスマス・イブの出来事」、 加田伶太郎「サンタクロースの贈物」、 半村良「マッチ売り」、 山川方夫「メリイ・クリスマス」、 ジョルジュ・シムノン「児童聖歌隊員の証言」、 筒井康隆「最後のクリスマス」、 戸板康二「死んでもCM」、 O・ヘンリー「警官と讃美歌」、 アーサー・コナン・ドイル「青いガーネット」、 G・K・チェスタートン「飛ぶ星」
1979
怪奇ファンタジー傑作選:海外版
武田武彦編 集英社 集英社文庫コバルトシリーズ
ジョン・コリア「人花」、 W・W・ジェイコブズ「猿の手」、 エドガー・アラン・ポオ「赤死病の仮面」、 マーク・トウェイン「幽霊」、 レイ・ブラッドベリ「骨」、 アガサ・クリスティー「ランプ」、 フレデリック・マリヤット「人狼」、 ギイ・ド・モーパッサン「手」、 ニコライ・ゴーゴリ「妖女」
1980
ホームズ贋作展覧会
各務三郎編 講談社 講談社文庫
コナン・ドイル「指名手配の男」、 ヴィンセント・スターレット「珍本「ハムレット」事件」、 スチュアート・パーマー「狙われた男」、 クリストファー・モーリイ「コデイン(七パーセント溶液)」、 アガサ・クリスティー「消えた貴婦人」、 オーガスト・ダーレス「怯える准男爵」、 アントニー・バウチャー「テルト最大の偉人」、 W・ハイデンフェルト「〈引立て役倶楽部〉の不快な事件」、 マーク・トウェイン「名探偵誕生」

ホームズ贋作展覧会
各務三郎編 河出書房新社 河出文庫 1989 ISBN:9784309460635
1981
メランコリックな犯罪:海外ミステリー傑作選2
武田武彦編 集英社 集英社文庫コバルトシリーズ
ウィリアム・アイリッシュ「爪」、 エラリイ・クイーン「一ペニイの黒切手」、 メルヴィル・D・ポースト「神の審判」、 アガサ・クリスティー「危険信号」、 アントニー・ウイン「キプロスの蜂」、 トマス・バーク「オッターモール氏の手」、 ジョン・ディクスン・カー「目かくし鬼の頭巾」
1981
犯罪の中のレディたち:女性の名探偵と大犯罪者(下)
厚木淳訳 東京創元社 創元推理文庫
ヴァイオラ・ブラザーズ・ショア「マッケンジー事件」、 H・H・ホームズ「フットボール試合」、 ギルバート・フランカウ「サントロペの悲劇」、 F・テニスン・ジェス「ロトの妻」、 グラディス・ミッチェル「百匹の猫の事件」、 ヴァレンタイン「銀行をゆすった男」、 ファーガス・ヒューム「フィレンツェ版の珍本」、 ステーシー・オーモニア「恐怖の一夜」、 バロネス・オルツィ「インヴァネス・ケープの男」、 アガサ・クリスチィ「村の殺人」、 ジョン・ケンドリク・バングズ「鉄鋼証券のからくり」、 フレデリック・アーヴィング・アンダスン「贋札」、 エドガー・ウォーレス「盗まれた名画」、 ロイ・ヴィカーズ「グレート・カブール・ダイヤモンド」、 フィリップス・オッペンハイム「姿なき殺人者」
1984
クイーンの定員:傑作短編で読むミステリー史2
エラリー・クイーン選、各務三郎編 光文社 ISBN:9784334960032
G・K・チェスタートン「折れた剣の看板」、 ヴィクター・L・ホワイトチャーチ「ドイツ大使館文書送達箱事件」、 アーネスト・ブラマ「ナイツ・クロス信号事件」、 トマス・バーク「シナ人と子供」、 メルヴィル・D・ポースト「ナボテの葡萄園」、 J・ストーラー・クラウストン「偶然の一致」、 アガサ・クリスティー「チョコレートの箱」、 ドロシイ・L・セイヤーズ「文法の問題」、 G・D・H・コール「ウィルスン警視の休日」、 T・S・ストリブリング「ベナレスへの道」、 フレデリック・アーヴィング・アンダースン「ドアの鍵」、 デイモン・ラニアン「ドロレスと三人の野郎ども」、 エラリイ・クイーン「見えない恋人」、 C・デイリー・キング「釘と鎮魂曲」、 マージェリー・アリンガム「綴られた名前」、 カーター・ディクスン「銀のカーテン」、 ウイリアム・マクハーグ「ブロードウェイ殺人事件」

クイーンの定員:傑作短編で読むミステリー史2
エラリー・クイーン選、各務三郎編 光文社 光文社文庫 ISBN:9784334760663
1984
シャーロック・ホームズの災難(上)
エラリイ・クイーン編、中川裕朗・乾信一郎訳編 早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫 ISBN:9784150701383
ロバート・バー「ペグラムの怪事件」、 モーリス・ルブラン「遅かりしホルムロック・シアーズ」、 キャロリン・ウェルズ「洗濯ひもの冒険」、 ヴィンセント・スターレット「稀覯本『ハムレット』」、 アントニー・バークリー「ホームズと翔んでる女」、 アガサ・クリスティー「婦人失踪事件」、 アントニー・バウチャー「高名なペテン師の冒険」、 エラリイ・クイーン「ジェイムズ・フィリモア氏の失踪」、 スチュアート・パーマー「不思議な虫の事件」、 サー・ジェイムズ・M・バリー「二人の共作者事件」、 マーク・トウェイン「大はずれ探偵小説」、 ブレッド・ハート「盗まれた葉巻入れ」、 O・ヘンリー「シャムロック・ジョーンズの冒険」
1987
現代イギリス・ミステリ傑作集(1)
ジョージ・ハーディング編、菊池光ほか訳 早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリ ISBN:9784150014919
ジョージ・ハーディング「編者はしがき」、 エドマンド・クリスピン「君が執筆で忙しいのは判ってるけど、ちょっと立ち寄っても気を悪くするはずはないと思ったんだ」、 クリスチアナ・ブランド「この家に祝福あれ」、 エリック・アンブラー「血の協定」、 H・R・F・キーティング「したたかな女」、 ジョン・ビンガム「バルマー氏の金の鯉」、 アガサ・クリスティー「クィン氏のティー・セット」、 P・M・ハバード「メアリ」、 ジーン・スタッブス「ファニー:望楼」、 マイルズ・トリップ「病的執着」、 フランシス・クリフォード「逆転につぐ逆転」、 ジェフリー・ローズ「死は大草原の中に」、 ディック・フランシス「特種」
1988
バンカーから死体が:ゴルフ・ミステリー傑作選
エリナー・ラリーほか他著、小鷹信光ほか訳 東京書籍 シリーズ・ザ・スポーツノンフィクション別巻 ISBN:9784487761258
ゴルフは、ミステリー。いやしくもゴルファーたらんとすれば、様々な困難が待ちうけているもの。落雷、カートの暴走。ライバルの恨。奥方の小言。ましてや、シングル・ゴルファーへの道となれば……。魔のスポーツ、ゴルフに魅せられた男たちが繰り広げる、世界初のゴルフ・ミステリー傑作選。
E.C.ベントリー「すばらしいショット」、 バリー・ペロウン「のっぽのゴルファー」、 ジェイムズ・E・ガン「グリーンの対決」、 スティーヴン・リーコック「コラム ゴルフ虎の巻」、 ジェイムズ・A・ノーブル「ゴルフ狂殺人事件」、 ウェイド・モスビー「ゴルフ精神療法」、 アガサ・クリスティ「サニングデイルの怪事件」、 マーガレット・ノリス「ダブルボギー」、 パトリック・マッギヴァーン「ボール・ホーク」、 ロバート・L・フィッシュ「二重おばけの冒険」、 エリナー・ラリー「宿敵」、 ジョック・キャロル「栄光の日」、 スチュアート・パーマー「黒いスペードの謎」
1989
探偵小説十戒:幻の探偵小説コレクション
ロナルド・ノックス編、宇野利泰・深町真理子訳 晶文社 ISBN:9784794957979
ジョン・ハンター「〈セブン〉の合図」、 アーサー・ホファム「ガーターの夜」、 グラディス・セント・ジョン=ロウ「ラングドン事件」、 J.D.ベレスフォード「付けぼくろ」、 ロナルド・ノックス「動機」、 バロネス・オルツィ「圧倒的な証拠」、 ケルマン・フロスト「夕刊最終版」、 C.ボベット「山の秘密」、 マーティン・カンバーランド「死の日記」、 バーナード・ケープス「毒薬の瓶」、 アガサ・クリスティ「火曜ナイトクラブ」、 デニス・マッケイル「犯罪の芸術家」、 ギルバート・フランコウ「誰がカステルヴェトリを殺したか」、 K.R.G.ブラウン「開いていた窓」
2007
あさのあつこが選ぶミステリー集
あさのあつこ選 学習研究社 中学生のためのショート・ストーリーズ(1) ISBN:9784052026263
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」、 宮部みゆき「師走の客」、 アガサ・クリスティ「火曜ナイトクラブ」、 吉橋通夫「灰」、 コナン・ドイル「赤髪連盟」、 エドガー・アラン・ポー「黒猫」
2007
ミステリーは身をたすく
赤木かん子編 ポプラ社 ミステリーセレクション(1) ISBN:9784591096406
マーク・トウェン「百万ポンド紙幣」、 O.ヘンリ「千ドル」、 ヘンリイ・スレッサー「逃げるばかりが能じゃない」、 ジョンストン・マッカレー「サムの放送」、 アガサ・クリスティ「風変わりないたずら」アガサ・クリスティ「二十四羽の黒ツグミ」、 寺山修司「怪人フーディーニの逃亡芸術」
2007
ミステリーはおいしい
赤木かん子編 ポプラ社 ミステリーセレクション(4) ISBN:9784591096383
O.ヘンリ「アラカルトの春」、 ジェイムズ・ヤッフェ「ママは賭ける」、 アガサ・クリスティ「料理女を探せ」、 北村薫「砂糖合戦」
2007
ロマンスはミステリーのなかに
赤木かん子編 ポプラ社 ミステリーセレクション(9) ISBN:9784591096390
アガサ・クリスティ「ジェインの求職」アガサ・クリスティ「中年の人妻の事件」、 山口 雅也「海に消ゆ」
2013
厭な物語
中村妙子ほか訳 文藝春秋 文春文庫 ISBN:9784167812157
誰にも好かれ、真っ当に生きている自分をさしおいて彼と結婚するなんて。クレアは村の富豪の心を射止めた美女ヴィヴィアンを憎悪していた。だがある日ヴィヴィアンの不貞の証拠が…。巨匠クリスティーが女性の闇を抉る「崖っぷち」他、人間の心の恐ろしさを描いて読む者をひきつける世界の名作を厳選したアンソロジー。夢も希望もなく、救いも光明もない11の物語。
アガサ・クリスティー「崖っぷち」、 パトリシア・ハイスミス「すっぽん」、 モーリス・ルヴェル「フェリシテ」、 ジョー・R.ランズデール「ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショウ」、 シャーリイ・ジャクスン「くじ」、 ウラジーミル・ソローキン「シーズンの始まり」、 フランツ・カフカ「判決」、 リチャード・クリスチャン・マシスン「赤」、 ローレンス・ブロック「言えないわけ」、 フラナリー・オコナー「善人はそういない」、 フレドリック・ブラウン「うしろをみるな」