春にして君を離れ
Absent in the Spring

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メアリー・ウェストマコット名義で発表したロマンス小説。
1944年8月、William Collins & Sons社から刊行された。 米国では同年、Farrar & Rinehart社から刊行。

早川書房

1973
春にして君を離れ
中村妙子訳 早川書房 ハヤカワ文庫NV(38) ISBN:9784150400385
優しい弁護士の夫、結婚して何不自由なく暮らす子どもたち――理想の家庭を築き上げ、ジョーンは満ち足りていた。そんな彼女に心の迷いが生まれた。娘の病気見舞いを終え、バグダードからイギリスへ帰る途中で旧友に会った彼女は、その時の会話がもとで、今までの生活を見つめ直していく。やがて思わぬ事実が次々と浮かび上がってきて……。揺れ動く女の心を繊細に描く傑作。

1995年

登場人物
ジョーン・スカダモア主人公。主婦
ロドニージョーンの夫
トニージョーンの長男
アヴァリルジョーンの長女
バーバラジョーンの次女
ウィリアムバーバラの夫
ブランチ・ハガード学生時代のジョーンの友人
マーナ・ランドルフロドニーのテニス仲間
レスリー・シャーストンジョーンの友人
チャールズレスリーの夫
ピーターレスリーの息子
ホーエンバッハ・サルム公爵夫人
2004
春にして君を離れ
中村妙子訳 早川書房 クリスティー文庫(81) ISBN:9784151300813
優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いロマンチック・サスペンス。
解説:栗本薫

その他の出版社

1966
ある日、ふと
中村妙子訳 『婦人之友』1966年1月号
井上照子画

1966年2月号
1966年3月号
1966年4月号
1966年5月号
1966年6月号

1984
オリエントより愛をこめて
白鳥さよ訳 日本メールオーダー ミステリーロマンス

国内公演

2004
春にして君を離れ
博品館劇場 鈴木アートオフィス
演出:大和田伸也
出演:多岐川裕美(ジョーン)、東てるみ(ブランチ)、大和田伸也(ロドニー)、勝野雅奈恵、佐倉ゆうみ、大和田悠太、佐野圭亮、田村連
2020
SUNDAY(サンデイ)
音楽座
脚本・演出・振付:ワームホールプロジェクト
出演:高野菜々(ジョーン)、森彩香(レスリー)、井田安寿(ブランチ)、平田薫(ギルビー)、広田勇二(ゲッコー)、安中淳也(ロドニー)