フランクフルトへの乗客
Passenger to Frankfurt<

英初版:Collins 1970年
米初版:Dodd,Mead 1970年


フランクフルトへの乗客 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

内容

パスポートとマントを貸してほしい――空港で出会った謎の女の申し出は、変わり者の外交官スタフォード・ナイを国際的陰謀の渦中へと巻き込んだ。彼を尾け狙う不気味な影、世界各地で頻発する暴動、そしてドイツ山中の巨大な城に棲む謎の老嬢……はたしてナイの運命は?壮大なスケールで魅せるスパイ・スリラー
(早川書房 クリスティー文庫)

人生に退屈していたスタフォード・ナイに未知の冒険への扉を開いたのは、フランクフルト空港で出会った一人の美女だった。その見知らぬ女性は彼の外交官としての地位を知ってか、奇妙な依頼をもちかけてきた。危険が迫っている、パスポートとマントを貸してほしいというのだ。興味を抱いた彼は、女の願いを聞き入れた。が、ロンドンに帰った彼を待っていたのは英国諜報部の異常なまでの関心と、彼をつけ狙う何者かの不気味な影だった!一外交官が巻きこまれた国際的大陰謀とは?現代社会への風刺と奇想に富む女史得意のスパイ・スリラー!
(早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫)



目次

まえがき
第一部 中断された旅
1. フランクフルトへの乗客
2. ロンドン
3. クリーニング屋からきた男
4. エリックとの夕食
5. ワグネリアン・モチーフ
6. ある貴婦人の肖像
7. マチルダおばの助言
8. 大使館のディナー
9. ゴドルミング近郊の家
第二部 ジークフリートへの旅
10. 城に住む婦人
11. 青年と美女
12. お抱え道化師
第三部 国内で、そして国外で
13. パリ会議
14. ロンドン会議
15. マチルダおばの温泉治療
16. パイカウェイは語る
17. ヘル・ハインリヒ・シュピース
18. パイカウェイの解説
19. サー・スタフォード・ナイの客
20. 提督、旧友を訪問する
21. ベンヴォ計画
22. ジュアニータ
23. スコットランドへの旅
エピローグ

登場人物

スタフォード・ナイ外交官
マチルダ・クレックヒートンスタフォードのおば
ゴードン・チェトウィンドスタフォードの上司
ミルドレッド・コートマンアメリカ大使の妻
ネッド・アルタマウントイギリスの有力者
ロビンスン謎の人物
ヘンリー・ホーシャム保安にいる男
メアリ・アン(レナータ・ゼルコウスキ)
ジェイムズ・クリークロード・アルタマウントの補佐
マンロー大佐
パイカウェイ陸軍大佐。特捜部主任。
フィリップ・ブラント提督
ロバート・ショーラムマチルダンの友人。物理学者
リーザ・ノイマンロバートの秘書
マカロク医者

翻訳履歴