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くりすてぃー・ふぉー・きっず

集英社 学習漫画 世界の伝記

アガサ・クリスティー―名探偵ポアロを生んだ「ミステリーの女王」
数藤康雄/監修 柳川創造/シナリオ 森有子/漫画 1995.1
伝記漫画シリーズ。20世紀を代表するイギリスのミステリー作家クリスティー。鋭い観察眼と優れた発想力で、新しいトリックを次々と生みだした作家の生涯を描く。地図や写真などの資料も多数掲載。



早川書房

そして誰もいなくなった
青木久惠/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(1) 2007 [この作品の詳しい情報
オーエンと名乗るなぞの人物に招待された年齢も職業もばらばらの十人の男女が孤島の邸宅に集まったとき、おそるべき殺人ゲームの幕が開いた。部屋に飾られていたぶきみな童謡の歌詞どおりに、一人また一人、客たちがつぎつぎと姿の見えない殺人者の犠牲となってゆくのだ。だが、島には十人のほかにはだれもいない。犯人はこのなかにいるのか? 正体不明の犯人の狙いはなにか? そして、最後に生き残るのはだれなのか?


オリエント急行の殺人
山本やよい/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(2) 2007 [この作品の詳しい情報
数日がかりでヨーロッパを走り抜ける豪華寝台列車、オリエント急行。さまざまな国の客が乗り合わせたその日の列車は、雪の中で立ち往生してしまう。しかも車内で殺人事件まで起こった。殺されたのは、金持ちのアメリカ人男性。たまたまこの列車に乗っていた名探偵エルキュール・ポアロは、事件を調査することになる。犯人は乗客の誰かにまちがいない。ところが全員にアリバイがあるのだ。はたして、ポアロの推理は……?


メソポタミヤの殺人
田村義進/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(3) 2008 [この作品の詳しい情報
古代文明の遺跡が眠るメソポタミヤ。発掘にあたる調査団の宿舎でつぎつぎと怪事件が起きる。窓からのぞくぶきみな顔、深夜の倉庫にちらつく怪しい光。そして調査団リーダーの美しい妻には、十五年もまえに死んだはずの元の夫から、なぞめいた脅迫状が届く。だがそれはすべて、まもなく起きる殺人事件への序曲に過ぎなかったのだ……中近東を舞台に、過去からの亡霊を相手に名探偵エルキュール・ポアロの推理が冴えわたる


予告殺人
羽田詩津子/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(4) 2008 [この作品の詳しい情報
その朝新聞に出た広告に、チッピング・クレグホーンの村人たちは夢中になった。「殺人をお知らせします。十月二十九日金曜日、午後六時半にリトル・パドックスにて……」本気か、それともたちの悪いイタズラなのか? 予告の時間になると、人びとがリトル・パドックスのブラックロックさんの家に集まった。そして予告の時刻、一発の銃声が! 大胆な殺人事件の解決にいどむのは、好奇心たっぷりの老婦人ミス・マープル!


秘密機関〈上〉
嵯峨静江/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(5) 2008 [この作品の詳しい情報
おさななじみの名コンビ、トミーとタペンスが巻きこまれたのは、戦争中に消えてしまった重要書類の争奪戦。大西洋に沈んだ豪華客船から救出された女性ジェーン・フィンが、書類を持ったまま行方不明になっているのだ。何年もたった今ごろになって、その書類が国の安全を揺るがせる可能性が出てきたらしい。書類をねらうなぞめいた悪の組織のボス、正体不明の怪人ブラウンを向こうにまわして、胸おどる大冒険がはじまった


秘密機関〈下〉
嵯峨静江/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(5) 2008 [この作品の詳しい情報
ますます激しくなる重要書類争奪戦。敵につかまっていたトミーがなんとか脱出したと思ったら、今度はタペンスが敵の手に! 若い冒険家たちをアシストするのは、大金持ちのジュリアスと、名弁護士のジェームズ卿。行方不明のジェーン・フィンとタペンスをさがして飛びまわるうち、悪の組織のボス、なぞの怪人ブラウンとの対決もせまっていた……元気いっぱいの名コンビ、トミーとタペンスがいどむ冒険また冒険の大活劇!


雲をつかむ死
田中一江/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(6) 2008 [この作品の詳しい情報
フランスからイギリスへ飛ぶ旅客機で、奇妙な事件が起きた。眠っていると思われた乗客の女性が、じつは死んでいたのだ。その首筋には、針で刺されたような傷がのこり、すぐに吹き矢の針が機内で発見される。針にはおそるべき毒ヘビの毒が塗られていた。大空を飛ぶ飛行機は、完全な密室だ。だから犯人は、必ずこの機の乗客、乗員のなかにいる。問題の機に乗りあわせていた名探偵エルキュール・ポアロの推理がはじまった!


ABC殺人事件
田口俊樹/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(7) 2008 [この作品の詳しい情報
名探偵エルキュール・ポアロのもとに、一通の奇妙な挑戦状が届いた。「ABC」とだけ名乗る正体不明の犯人が、大胆にも殺人を予告してきたのだ。やがて予告どおり、Aではじまる地名の町で、Aではじまる名前の女性が殺害される。つづいて、BそしてCの殺人が……英国全土を恐怖のどん底につき落とす連続殺人事件! さすがのポアロもあせりを見せる……連続殺人鬼と名探偵の息づまる頭脳戦。はたして最後に笑うのは?


ナイルに死す〈上〉
佐藤耕士/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(8) 2008 [この作品の詳しい情報
イギリスでも一、二をあらそう大金持ちのうえに、誰もがうらやむ美貌のリネット。そのリネットが結婚相手に選んだのは、意外にも貧乏な若者だった。だが、その若者サイモンは、じつはリネットの親友ジャッキーの婚約者だったのだ。ハネムーンへと旅立った二人の前に、ジャッキーが姿をあらわす。復讐に執念を燃やすジャッキーにおびえる二人。旅の道づれになった名探偵エルキュール・ポアロは、不吉な予感をいだくが……


ナイルに死す〈下〉
佐藤耕士/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(8) 2008 [この作品の詳しい情報
ナイル川を航行する客船カルナク号の船上で、ついに起きた殺人事件。一発の弾丸が、リネットの命をうばったのだ。乗りあわせていた名探偵エルキュール・ポアロの捜査がはじまる。ところが、リネットとサイモンに復讐をちかっていたジャッキーには完璧なアリバイがあった。夫のサイモンも負傷のために犯行をおこなうのは不可能。容疑はほかの船客にもむけられるが……大胆かつ華麗なトリックに、ポアロの頭脳が挑戦する!


パディントン発4時50分
小尾芙佐/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(9) 2008 [この作品の詳しい情報
マープルさんをたずねる友だちのマギリカディ夫人が、その途中で列車の窓から見たのは、おそろしい光景だった。ならんで走っている列車のなかで男が女を絞め殺す瞬間だったのだ。すぐに通報したが、女の死体はどこからも発見されない。だれも信じてくれなかったが、マープルさんは別だった。みずから調査をはじめると、問題の線路付近にある大きな屋敷に目をつける……消えた死体のなぞにいどむマープルさんの作戦とは?


茶色の服の男
深町眞理子/訳 クリスティ・ジュニア・ミステリー(10) 2008 [この作品の詳しい情報
地下鉄のホームには、ほとんど乗客の姿はなかった。ひとりだけ、やせた小柄な男がホームの端に立っている。そのとき、男の顔が恐怖にひきつった。思わずあとずさりした男は、線路に転落して感電死してしまう。現場を見ていたアンは、男のようす、そしてどこからともなく駆けつけてきた医者のようすに怪しいものを感じた。事故ではない、何かが裏にある。現場でひろった一枚のメモを手がかりに、アンの大冒険がはじまった!


講談社 青い鳥文庫

オリエント急行殺人事件
花上かつみ/訳 高松啓二/画 1999 [この作品の詳しい情報
20世紀前半に全盛時代をむかえたオリエント急行は、ヨーロッパのひとびとの、あこがれだった。アガサ=クリスティも実際に、この豪華列車に乗って、遠くバグダッドまで旅をしている。90をこすクリスティの作品の中で、もっとも有名なこの傑作は、このときの体験と、当時、世界じゅうに衝撃をあたえた、幼児誘拐殺人事件をもとに書かれたという。読者も乗客のひとりになってみよう。


大空をとぶ殺人
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2000 [この作品の詳しい情報
ポワロが乗りあわせた、イギリス行きの定期旅客便の中で、とつぜんスズメバチがとびまわりはじめた。ハチは乗客のひとりに、たたき落とされたが、飛行機が着陸態勢にはいったとき、金貸しの老婦人が毒針に刺されて死んでいるのが発見された。老婦人はハチの毒よりもっと強力なヘビの毒で殺されたことが判明して……犯人は飛行機の中にいる!


アガサ=クリスティ短編傑作集(1)猟人荘の怪事件ほか
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2001
ダービーシャー州の荒野にぽつんと建つ、男爵家の次男が所有する猟人荘で、次男夫妻と同居する資産家の叔父が銃器室で射殺された。インフルエンザで捜査にでむけないポワロにかわって、ヘイスティングズ大尉が事件現場にでかけた。大尉はすでに到着していたジャップ警部から「きみひとりじゃ、ウマのいない馬車がきたようなものじゃないかね。」と、いじわるくからかわれるが……。 ほかに「チョコレートの箱」「首相誘拐事件」「夢」「お庭の手いれはどうやるの?」「マーケット=ベイジングの怪事件」の5話を収録。


アガサ=クリスティ短編傑作集(2)メンヘルラー王の怨霊ほか
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2002
メンヘルラー王の墓が開かれて、1か月もしないうちに、3人が死んだ。発掘の主宰者ジョン=ウイラード卿の妻がポワロを訪ねて、いった。「もしも死んだ王の霊魂がまだ、しずまっていないとしたら?」「わたしも、迷信の力を信じています。」と答えるポワロ。それをきいてヘイスティングズ大尉は、合理主義者が迷信なんて、とおどろく。 ほかに「ベールをかけた貴婦人」「コーンウォールの毒殺事件」「消えたダベンハイム氏」「クローバーのキング」「百万ドル債券盗難事件」「二重の罪」の6話を収録。


アガサ=クリスティ短編傑作集(3)マースドン荘の悲劇ほか
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2002
マースドン荘のあるじモールトレイバーズ氏が、農園のはずれで、死んでいた、横にはカラス撃ち用の小さなライフル銃が……。しかし、遺体には口のまわりに、すこし血がついているだけで、銃で撃たれたあとはない。検死した医師も、胃潰瘍による内出血だという。ポワロとヘイスティングズ大尉は、とつぜん夫に死なれた、若く美しい夫人に、ふかい同情をしめした。 ほかに「イタリア貴族殺害事件」「潜水艦の設計図」「謎めいた遺言書」「安すぎるマンションの謎」「〈西方の星〉盗難事件」「スズメバチの巣」の6話を収録。


ABC殺人事件
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2002 [この作品の詳しい情報
名探偵ポワロに、ABCと名のる人物から奇妙な、殺人を予告する手紙が届く。「今月21日、アンドーバーでおこることに注意せよ。」これが連続殺人事件の幕あけだった。予告した日に、Aではじまる町でAの頭文字をもつ老女が殺され、つづいてBの殺人がおきる。どちらの場合も死体の近くにABC鉄道案内を、おいておくという念のいれかたで……。


スタイルズ荘の怪死事件
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2003 [この作品の詳しい情報
イングランドのエセックス州郊外。 ベルギーから亡命したエルキュール=ポワロは、ここで田舎暮らしをしていたが、この地の重量階級でスタイルズ荘に住む老婦人が変死した。 鍵をかけた自室で、明らかに毒物による死。老婦人は生前、いろいろな薬を服用していたので、事故死と殺人の両方が考えられたが、ポワロのするどい嗅覚は、早くも事件のにおいをかぎとっていた。


ゴルフ場の殺人
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2004 [この作品の詳しい情報
フランスの片田舎に住むイギリス人の大富豪から、ポワロに「わたしを助けてほしい。」という手紙が届いた。依頼人のルノー氏が住むジュヌビエーブ荘に到着したとき、すでにルノー氏は短剣で刺殺されていた。ルノー氏の夫人、息子、謎の手紙をのこした女、南米からきたらしい怪しいふたりの男……被害者のまわりには、疑わしい人物の影が、ひしめいていた。事件の闇は深そうだ。


三幕の殺人
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2004 [この作品の詳しい情報
引退した俳優が田舎に所有する別荘でパーティーを主催。その席で、招待した地元の牧師が変死した。その後、俳優の友人の医師が、自分で開いたパーティーで、毒入りのポートワインを飲んで死亡した。さらに、この医師の婦人患者が毒入りのチョコレートを食べて死ぬにおよんで、ポワロは重大な連続殺人だと確信する。悲劇は三幕でおわらせなければならない……。


アクロイド氏殺害事件
花上かつみ/訳 高松啓二/画 2005 [この作品の詳しい情報
住民が知りあいばかりという、イングランドの田舎にある、のどかなキングズアボット村でおきた殺人事件。引退してこの村に住みはじめたポワロは殺されたのが友人のアクロイド氏でもあり捜査を引きうけた。ポワロは被害者の関係者をあつめて言った。「だれもが、なにかをかくしています。わたしは、それが気にいりません……。」と。


エルキュル・ポアロ
久万嘉寿恵、原百代/訳 スーパー文庫 1987
ミステリーの女王アガサ・クリスティー描く珠玉の作品「スタイルズ荘の怪事件」「ゴルフ場殺人事件」「アクロイド殺害事件」「青列車の謎」「オリエント急行殺人事件」「ABC殺人事件」の6編を収録。世界を舞台に活躍するポアロをよろしく。


Original content ©1996- K.Nagata