愛の旋律
Giant's Bread

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メアリー・ウェストマコット名義で発表したロマンス小説。
1930年4月、William Collins & Sons社から刊行された。 米国では同年、Doubleday社から刊行。

早川書房

1975
愛の旋律
中村妙子訳 早川書房 ハヤカワ文庫NV(105) ISBN:9784151300752
あるパーティーでジェーンの歌を聞いたヴァーノンは、恋人のためにあきらめた音楽家への道をふたたび呼び醒まされてしまった。それはまたジェーンへの愛の兆しでもあった……二つの愛の中で苦悩する若き天才音楽家の人生を描いた傑作。著者が母の死、記憶喪失、離婚などの苦難の後に手がけた、シリーズ第五作。

プロローグ
第一部 アボッツ・ピュイサン
第二部 ネル
第三部 ジェーン
第四部 戦争
第五部 ジョージ・グリーン
登場人物
ヴァーノン・デイア天才音楽家
ジョー(ジョゼフィン)・ウエイトヴァーノンの従妹
セバスチャン・レヴィンデイア家の隣人
ネル(エリナ)・ヴィアカーヴァーノンの幼友達
ジェーン・ハーディングオペラ歌手
ウォルター・デイアヴァーノンの父
マイラ・デイアヴァーノンの母
シドニー・ベントヴァーノンの伯父
ニーナ・ウエイトジョーの母
ジョージ・チェトウィンドアメリカの富豪
2004
愛の旋律
中村妙子訳 早川書房 クリスティー文庫(75) ISBN:9784151300752
奔放なオペラ歌手ジェーンの歌声に魅せられたヴァーノンは、婚約者のために一度はあきらめた音楽家への道を再び呼び醒まされた。それはまたジェーンへの愛の兆しでもあった。平凡な幸せを望む心とは裏腹に、二人の女性を愛し、音楽家としての野心に取り憑かれた天才芸術家の愛と苦悩を流麗な筆致で描く大河小説。
解説:中村妙子「クリスティーとウェストマコット」、服部まゆみ「巨人の糧」