死の猟犬
The Hound of Death

東京創元社

1966
クリスチィ短編全集1
厚木淳訳 東京創元社 創元推理文庫 ISBN:9784488105013
後に『検察側の証人 クリスティ短編全集1』に改題。
ミステリの女王クリスチィは長編のみならず数多くの珠玉の短編を発表している短編の名手でもある。 本書は既刊の「ポワロの事件簿」等に収められた作品を除く九冊の短編集から、英米両版の重複異同を整理して全五冊に編集した待望の決定版全集である。 本邦初訳作品も含めて、推理、怪奇、恐怖の三系統にまたがる多彩なクリスティ短編の全貌に接して読者はいまさらのように、トリックの創意と話術の妙に感嘆を禁じえないだろう。
解説:中島河太郎
表紙:日下弘
2004
検察側の証人
厚木淳訳 東京創元社 創元推理文庫 クリスティ短編全集1 ISBN:9784488105426
1933年に刊行された本書は、クリスティとしては異色の、怪奇幻想譚を中心にした短編集である。 霊媒のお告げに端を発する「赤信号」、幽霊屋敷に棲みついている子供の霊と遊び友達になる少年の幻想を綴った「ランプ」、霊界通信のスリルを扱う「ラジオ」をはじめ、「青い壺の秘密」「死の猟犬」などの好短編に、ドンデン返しのあざやかさでミステリ映画の傑作として知られる『情婦』の原作「検察側の証人」を含む第一級の作品集。
「赤信号」 「第四の男」 「ジプシー」 「ランプ」 「ラジオ」 「検察側の証人」 「青い壷の秘密」 「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」 「翼のまねき」 「最後の降霊術」 「SOS」 「死の猟犬」
表紙:ひらいたかこ 装幀:小倉敏夫

早川書房

1971
死の猟犬
小倉多加志訳 早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(1135)
第一次大戦中、ベルギーの修道院に侵入しようとしたドイツ軍が修道女の奇蹟によって爆破され、焼跡の壁には農民たちが死の猟犬と呼び、恐れている犬の姿そっくりの火薬の跡がついたという超自然現象の謎、それにからむ犯罪を描いた表題作の『死の猟犬』。 何回も上演され、映画化された名品『検察側の証人』。 他に心霊術、幻覚、透視力など神秘現象ばかりをテーマにした珠玉の10篇からなるクリスティー初期の異色傑作短篇集!
1979
死の猟犬
小倉多加志訳 早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-46) クリスティー短編集(7)
ベルギーの小村に侵入したドイツ兵を原因不明の爆発で吹き飛ばしたのは、聖女と評判の修道女だった。 彼女が語る“死の猟犬”の秘密とは? 超自然現象の謎とそれにからむ犯罪を描く表題作を始め、幻想怪奇をテーマにした11の異色短篇。 他に、劇化映画化された「検察側の証人」を収録。
表紙:真鍋博
2004
死の猟犬
小倉多加志訳 早川書房 クリスティー文庫(55) ISBN:9784151300554
ベルギーの小さな村に侵入したドイツ兵士を、謎の爆発現象で吹き飛ばしたのは聖女と評判の修道女であった。 まもなく、彼女は「死の猟犬」について謎めいた話を始めるが……。 超自然現象とそれに絡む犯罪を描いた表題作をはじめ、幻想怪奇をテーマにした異色短篇11篇と映画化された名作短篇「検察側の証人」を収録。
解説:風間賢二

収録短編

死の猟犬 The Hound of Death

1966 「死の猟犬」『検察側の証人(クリスティ短編全集 1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「死の猟犬」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「死の猟犬」『死の猟犬(クリスティ短編集 7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「死の猟犬」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
マリー・アンジェリックベルギー人シスター
アンストライザー語り手。ライアンの友人
キティアンストライザーの姉
ウィリアム・P・ライアンアメリカの新聞特派員
レアド老医師。ローズ医師の前任者
ローズトゥレアンの青年医師
ローズローズ医師の叔父

赤信号 The Red Signal

UK:1924年、The Grand Magazine (June 1924)に掲載。

1966 「赤信号」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「赤信号」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「赤信号」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1981 「危険信号」『メランコリックな犯罪(海外ミステリー傑作選2)』武田武彦編 集英社文庫コバルトシリーズ

1985 「赤信号」『青い壷の謎』中村妙子訳 新潮文庫

1992 「赤信号」『暗い鏡のなかに(アガサ・クリスティー探偵名作集 17)』各務三郎訳 岩崎書店 (※少年少女向け)

2004 「赤信号」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
アリントン・ウェスト卿精神科医
ダーモット・ウェストアリントン・ウェスト卿の甥
ヴェラールロンドン警視庁警部
ヴァイオレット・エヴァースレイトレント家の客
コーリー警官。ヴェラールの部下
ジョンソンアリントン・ウェスト卿の召使い
チャールソンアリントン・ウェスト卿の運転手
トムスン夫人霊媒師
ジャック・トレントダーモット・ウェストの親友
クレア・トレントジャックの妻
ミルソンダーモット・ウェストの下男
テレビドラマ
The Red Signal
1952年 米CBS Suspense |The Red Signal (1952) on IMDb
監督:ロバート・スティーヴンス
出演: トム・ヘルモア(ダーモット・ウェスト)ベアトリス・ストレイト(クレア・トレント)ピーター・コックソン(ジャック・トレント)ノエル・レズリー(アリントン・ウェスト卿)イソベル・エルソムイアン・マーティン(ヴェラール警部)フィリッパ・ベヴァンス(ヴァイオレット)
テレビドラマ
赤信号 The Red Signal
1982年 英テムズ・テレビ 「アガサ・クリスティー アワー」The Agatha Christie Hour |The Red Signal (1982) on IMDb
監督:ジョン・フランコー
出演: アラン・バデル(アリントン・ウェスト卿)クリストファー・カジノーブ(ジャック・トレント)ロザリー・クラッチリー(トムスン夫人)ジョアンナ・デヴィッド(クレア・トレント)マイケル・デニソン(ジョンソン)キャロル・ドリンクウォーター(ヴァイオレット・エヴァースレイ)リチャード・モラン(ダーモット・ウェスト)ヒュー・サリバン(ミルソン)デイビット・ロルフ(チャールソン)ロバート・キーガン(ヴェラール警部)アンドリュー・マカロック(コーリー)

第四の男 The Fourth Man

UK:1925年、The Grand Magazine (December 1925)に掲載。

1959 「第四の男」市川英子訳『別冊宝石』第83号

1966 「第四の男」『検察側の証人(クリスティ短編全集 1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「第四の男」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「第四の男」『死の猟犬(クリスティ短編集 7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1985 「四人目の男」『青い壷の謎』中村妙子訳 新潮文庫

2004 「第四の男」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
ジョージ・デュランド有名弁護士
キャノン・パーフィット牧師
フェリシー・ボウル二重人格患者。ブリタニーの百姓娘
アネット・ラヴェール歌手。フェリシー・ボウルの幼馴染
ラウール・ルタルドーアネット・ラヴェールの崇拝者
テレビドラマ
第四の男 The Fourth Man
1982年 英テムズ・テレビ 「アガサ・クリスティー アワー」The Agatha Christie Hour |The Fourth Man (1982) on IMDb
監督:マイケル・シンプソン
出演: ジョン・ネットルス(ラウール・ルタルドー)マイケル・ガフ(ジョージ・デュランド)ジェフリー・チェイター(キャノン・パーフィット)アラン・マクノートンプルー・クラーク(アネット・ラヴェール)フィオナ・マシソン(フェリシー・ボウル)

ジプシー The Gypsy

1962 「ジプシー」邦枝輝夫訳『ヒッチコックマガジン』1962年8月号

1966 「ジプシー」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「ジプシー」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「ジプシー」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1992 「ジプシー」『カーマイケル卿事件(アガサ・クリスティー探偵名作集10)』各務三郎訳 岩崎書店

2004 「ジプシー」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
ディッキー・カーペンター軍人。マックファーレンの友人
クリスティーヌアリステア・ホワースの母。霊媒師
ジョニー医師
アリステア・ホワースロウズ家の客
モーリス・ホワースアリステアの夫。船長
マックファーレンスコットランド人。レイチェル・ロウズ婚約者
ラウズ夫人宿の女主人
アーサー・ロウズエスター・ロウズの兄。故人
エスター・ロウズディッキー・カーペンターの元婚約者
レイチェル・ロウズエスター・ロウズの妹
ロウズ老人ロウズ家当主

ランプ The Lamp

1962 「」伊藤公一訳『S-Fマガジン』1962年8月号(通巻33号)

1966 「ランプ」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳訳 創元推理文庫

1968 「神の燈」『私が選んだもっとも怖い話』ヒッチコック選、邦枝輝夫訳 徳間書店(ワールドホラー・ノベルシリーズ)

1969 「ランプ」小倉多加志訳『ミステリマガジン』1969年12月号(通巻164号)

1971 「ランプ」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1976 「神の燈」『一ダースの戦慄』ヒッチコック選、吉川昌一訳 徳間書店

1977 「ランプ」『クリスティー傑作集』各務三郎編、深町眞理子訳 番長書房

1979 「ランプ」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1979 「ランプ」『海外版怪奇ファンタジー傑作選』武田武彦編 集英社文庫コバルトシリーズ

1979 「ランプ」『クリスティーの6個の脳髄』各務三郎編、深町眞理子訳 講談社文庫

1986 「ランプ」『アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集(2)』各務三郎編、深町眞理子訳 偕成社文庫

1992 「ランプ」『カーマイケル卿事件(アガサ・クリスティー探偵名作集10)』各務三郎訳 岩崎書店

1996 「ふしぎな足音」『ふしぎな足音』白木茂訳 講談社青い鳥文庫

2004 「ランプ」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
ランカスター夫人未亡人
ジェーン・ランカスターランカスター夫人の娘。ジェフリーの姉
ジェフリー(ジェフ)・ランカスターランカスター夫人の息子
ウィンバーンランカスター夫人の父親
ウィリアムズ《幽霊屋敷》前住人。犯罪者。故人
ラディッシュ不動産屋

ラジオ Wireless

UK:1926年、Sunday Chronicle Annual (December 1926)に掲載。 「Where There's a Will」の別タイトルもある(Mystery Magazine, Mar.1 1926)。

1966 「ラジオ」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1967 「ラジオ」『双頭の犬・ラジオ』中島河太郎・山村正夫 中三グリーン文庫(旺文社「中三時代」付録)

1971 「ラジオ」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「ラジオ」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1992 「ラジオ」『青い壷のなぞ(アガサ・クリスティー探偵名作集9)』各務三郎訳 岩崎書店

2004 「ラジオ」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
ウィリアムメアリー・ハーターの遺言状に登場する青年
エマメアリー・ハーターの従妹
ミリアム・ハーターミリアム・ロビンソンの旧姓
メアリー・ハーター病気の老婦人。資産家
パトリックメアリー・ハーターの夫
ホプキンスンメアリ・ハーターの顧問弁護士
エリザベス・マーシャルメアリー・ハーターの女中
メネル医師。メアリー・ハーターの主治医
ユーイングチャールズ・リッジウェイのブリッジ仲間
チャールズ(チャーリー)・リッジウェイメアリー・ハーターの甥
ミリアム・ロビンソンメアリー・ハーターの姪

検察側の証人 The Witness for the Prosecution

US:1925年、「Traitor's Hands」のタイトルでFlynn's Weekly (31 January 1925)に掲載。

1957 「検事側の証人」中村定訳『宝石』第12巻第4号(3月号 アガサ・クリスティ特集)

1958 「情婦」『情婦』松本恵子訳 角川小説新書

1960 「検察側の証人」『クリスティ短編集1』井上宗次/石田英二 新潮文庫

1966 「検察側の証人」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1969 「検察側の証人」『ミステリマガジン』1969年10月号 小倉多加志訳

1969 「情婦」『情婦』松本恵子訳 角川文庫

1971 「検察側の証人」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「検察側の証人」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1991 「検察側の証人」『果物いっぱい、日曜日(アガサ・クリスティー探偵名作集7)』各務三郎訳 岩崎書店

1997 「検察側の証人」『検察側の証人(アガサ・クリスティ推理コレクション5)』茅野美ど里訳 偕成社文庫

2004 「検察側の証人」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
レナード・ヴォール殺人罪で起訴された男
ロメイン・ヴォールレナード・ヴォールの妻
チャールズ卿王室顧問弁護士
ジョージ・ハーヴェイレナード・ヴォールの友人
ロメイン・ハイルガーロメイン・ヴォールの本名。レナード・ヴォールの情婦
エミリー・フレンチ資産家のオールドミス
マックスロメイン・ハイルガーの恋人
ジャネット・マッケンジーエミリー・フレンチの女中
メイハーン事務弁護士
モグソン夫人ショー・アパート住人。ロメインの手紙を所持

青い壺の謎 The Mystery of the Blue Jar

UK:1924年、The Grand Magazine (July 1924)に掲載。

1938 「支那青磁の壺」『新青年』第19巻第13号(夏期増刊号)

1964 「蒼い壺の秘密」瀬木文夫訳『別冊宝石』第126号

1966 「青い壺の秘密」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「青い壷の謎」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「青い壺の謎」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1985 「青い壷の謎」『青い壷の謎』中村妙子訳 新潮文庫

1987 「青いつぼの秘密」『灰色猫の謎(クリスティ怪奇館1)』久米穣編 ポプラ社文庫

1992 「青い壺のなぞ」『青い壷のなぞ(アガサ・クリスティー探偵名作集9)』各務三郎訳 岩崎書店

2004 「青い壺の謎」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
ジョージジャック・ハーティントンの叔父
ターナー夫妻変り者夫婦。ヘザー荘を一時所有
ジャック・ハーティントンゴルフ好きの青年
ホッゲンハイマーアメリカの百万長者
フェリーズ・マルショーフランス人娘。ヘザー荘の居住者
モールヴァラーターナー夫妻の後のヘザー荘所有者
アンブローズ・ラヴィントン有名な精神科医
テレビドラマ
青い壺の秘密 The Mystery of the Blue Jar
1982年 英テムズ・テレビ 「アガサ・クリスティー アワー」The Agatha Christie Hour |The Mystery of the Blue Jar (1982) on IMDb
監督:シリル・マーク
出演: マイケル・アルドリッジ(ラヴィントン)ロビン・カーモード(ジャック・ハーティントン)デレック・フランシス(ジョージ)イザベル・スパッド(フェリーズ)ヒュー・ウォルターズIvor RobertsRobert Austinグリニス・ブルックスフィリップ・バードTara Ward

アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件 The Strange Case of Sir Arthur Carmichael

1966 「アーサー・カーマイケル卿事件」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1987 「灰色猫の謎」『灰色猫の謎(クリスティ怪奇館1)』久米穣編 ポプラ社文庫

1992 「カーマイケル卿事件」『カーマイケル卿事件(アガサ・クリスティー探偵名作集10)』各務三郎訳 岩崎書店

1997 「アーサー・カーマイケル卿の奇怪な事件」『検察側の証人(アガサ・クリスティ推理コレクション5)』茅野美ど里訳 偕成社文庫

2004 「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
エドワーズ・カーステアズ有名な心理学者
アーサー・カーマイクル准男爵。ウィリアム卿の先妻の息子
ウィリアム・カーマイクルエドワーズ・カーステアズの知人。故人
カーマイクル夫人ウィリアム卿の後妻
セトル医師。エドワーズ・カーステアズの友人
フィリス(フィル)・パターソンアーサー・カーマイクルの婚約者

翼の呼ぶ声 The Call of Wings

1966 「翼のまねき」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「翼の呼ぶ声」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「翼の呼ぶ声」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1987 「闇夜の呼び声」『灰色猫の謎(クリスティ怪奇館1)』久米穣編 ポプラ社文庫

1988 「翼のまねき」『血ぬられた花嫁』久米穣編 ポプラ社文庫

2004 「翼の呼ぶ声」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
バーナード・セルドン神経科医師。サイラス・ヘイマーの友人
サイラス・ヘイマー百万長者
リチャード(ディック)・ボロウ牧師。サイラス・ヘイマーの友人

最後の降霊会 The Last Seance

UK:1927年、「The Stolen Ghost」のタイトルでThe Sovereign Magazine (March 1927)に掲載。
US:1926年、「The Woman Who Stole a Ghost」のタイトルでGhost Stories (November 1926)に掲載。

1959 「最後の降霊会」長谷川修二訳『別冊宝石』第83号

1961 「最後の心霊術」汎田怜訳『別冊宝石』第105号

1966 「最後の降霊術」『検察側の証人(クリスティ短編全集 1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「最後の降霊術」深町眞理子訳『アンソロジー・恐怖と幻想 第1巻』日本ユニエージェンシー編 月刊ペン社

1971 「最後の降霊会」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「最後の降霊会」『死の猟犬(クリスティ短編集 7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1988 「最後の降霊会」『血ぬられた花嫁』久米穣編 ポプラ社文庫

1992 「さいごの降霊会」『カーマイケル卿事件(アガサ・クリスティー探偵名作集 10)』各務三郎訳 岩崎書店

2004 「最後の降霊会」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
アメリーエクス夫人の亡くなった子供
エクス夫人子を無くした母親。シモーヌの客
エリーズ年輩のフランス女。シモーヌの家政婦
ジェニールナンシー在住の博士。シモーヌの客
シモーヌ霊媒師。ラウール・ドーブルイユの婚約者
ラウール・ドーブルイユ若いフランス人技師
ロシエ硝石製造所の教授。シモーヌの客
テレビドラマ
最後の降霊会 The Last Seance
1986年 英Granada Shades of Darkness |Agatha Christie's The Last Seance (1986) on IMDb
監督:ジューン・ウィンダム=デイヴィス 脚本:アルフレッド・ショーネシー
出演: アンソニー・ヒギンズ(ラウール)アニー・レオン(エリーズ)ジャンヌ・モロー(エクス夫人)アマンダ・ウォーカーノーマ・ウェスト(シモーヌ)アネット・ウィルキー・ミラー(アメリー)

S・O・S S.O.S.

UK:1926年、The Grand Magazine (February 1926)に掲載。

1966 「SOS」『検察側の証人(クリスティ短編全集1)』厚木淳 創元推理文庫

1971 「S・O・S」『死の猟犬』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

1979 「SOS」『死の猟犬(クリスティ短編集7)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1987 「幽霊のS.O.S」『灰色猫の謎(クリスティ怪奇館1)』久米穣編 ポプラ社文庫

1992 「SOS」『青い壷のなぞ(アガサ・クリスティー探偵名作集9)』各務三郎訳 岩崎書店

2004 「SOS」『死の猟犬』小倉多加志訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
モーティマー・クリーヴランド医師。精神病の権威。心霊研究協会会員
ディンズミード元建築業者
シャーロット・ディンズミードディンズミードの娘
ジョニー・ディンズミードディンズミードの息子
マギー・ディンズミードディンズミードの妻
マグダレン・ディンズミードディンズミードの娘。シャーロットの姉