検察側の証人
Witness for the Prosecution

初演:1953年10月28日 ウィンター・ガーデン・シアター(ロンドン)
戯曲出版:Samuel French 1954年


検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 情婦 [DVD] 検察側の証人 (創元推理文庫) D-BOYS STAGE 9th〜検察側の証人〜スピンオフDVD 麻布広尾町殺人事件・全記録

内容

街中で知り合い、親しくなってゆく金持ちのオールドミスと青年レナード。ある夜そのオールドミスが撲殺された。状況証拠は容疑者の青年に不利なものばかり。金が目当てだとすれば動機も充分。しかも、彼を救えるはずの妻が、あろうことか夫の犯行を裏付ける証言を……展開の見事さと驚愕の結末。法廷劇の代表作!
(早川書房 クリスティー文庫)

人好きのする愛想のいい青年レナード・ボウルは殺人罪で起訴された。仕事を手伝っていた金持ちの婦人を撲殺したというものだった。犯行のあったと思われる時刻に、家政婦がレナードの話し声を耳にしているらしいし、レナードは妻がいることを隠し、金目当てで婦人に近づいたふしもある。案の定、裁判は弁護側にとってあくまで不利だった。しかも、レナードのアリバイを証明できる唯一の証人である妻はなんと夫の犯行を裏づける証言をしたのだ!英米でロングランを記録するあまりに高名な裁判劇。衝撃的な結末は思わず読者をうならせる。
(早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫)



場面

第一幕勅選弁護士ウィルフリッド・ロバーツ卿の事務室。午後
第二幕“オールド・ベイリー”の俗称で知られるロンドンの中央刑事裁判所。6週後の朝
第三幕一場勅選弁護士ウィルフリッド・ロバーツ卿の事務室。同日の夜
二場“オールド・ベイリー”。翌朝

登場人物

グリータウィルフリッド卿のタイピスト
カーターウィルフリッド卿の主席秘書(判事と二役も可)
メイヒュー事務弁護士
レナード・ボウル
ウィルフリッド・ロバーツ卿勅選弁護士
ハーン警部(第三幕二場の警官と二役も可)
ローマイン
裁判所書記(“廷吏を兼ねる”ことにするも可)
ウェインライト判事
参事官(省略も可)
マイアーズ検事(刑事と二役も可)
廷吏
看守(刑事と二役も可)
判事書記官(省略も可)
警官
ワイアット警察医
ジャネット・マッケンジー
クレッグ法医学研究所員
若い娘
その他(6人の弁護士(2人でも可)、検事、3人の陪審員(省略可)、刑事、速記者(省略可)など)

国内上演

◇情婦 -検察側の証人-
1980年/PARCO西武劇場/パルコ+スタジオ・ターボ
演出:市川崑
出演:岸恵子(ローマイン)、細川俊之(レナード)、小池朝雄(ロバーツ卿)、麻志奈純子、森下哲夫、稲垣昭三、西本裕行、田島義文、草野大悟、江川久仁夫、小島光貴、田中正彦、青砥洋、仲野裕、吉田真弓、佐々木すみ江
◇情婦
1980年/大阪普門館/大阪放送劇団
演出:岩田直二
出演:西尾美栄子(ローマイン)、田中昌也(レナード)、西山辰夫(ロバーツ卿)
◇検察側の証人
1983年/俳優座劇場/劇団俳優座
演出:末木利文
出演:岩崎加根子(ローマイン)、立川光貴(レナード)、中谷昇(ロバーツ卿)
1985年/俳優座劇場/俳優座
1987年/俳優座劇場/俳優座
1989年/俳優座劇場/俳優座
1995年/俳優座劇場/俳優座
◇検察側の証人
1989年/新宿シアター・モリエール/劇団あすなろ
演出:西田了
◇DUMMY
1993年/紀伊國屋ホール/Cカンパニー
演出:鈴木裕美
◇検察側の証人
1996年/近鉄劇場/平岡企画
演出:釜昭人
出演:安寿ミラ(ローマイン)、斉藤晴彦(ロバーツ卿)、村井国夫、大沢健(レナード)
◇検察側の証人
1999年/紀伊国屋ホール/自転車キンクリートSTORE
演出:鈴木裕美
出演:芳本美代子、橋本さとし、佐藤二朗
◇検察側の証人
2002年/AI・HALL/劇団ひまわり大阪俳優養成所
演出:木嶋茂雄
◇検察側の証人
2002年/ルテアトル銀座/テレビ東京
演出:山田和也
出演:麻実れい(ローマイン)、古谷一行(ロバーツ卿)、河原雅彦(レナード)、筒井康隆
◇検察側の証人
2010年/ルテアトル銀座ほか
演出:星田良子
出演:浅丘ルリ子(ローマイン)、風間トオル(レナード)、渡辺徹(ロバーツ卿)、鶴田忍、菅野菜保之、松金よね子
◇検察側の証人 -麻布広尾町殺人事件-
2011年/青山劇場ほか
演出:鈴木裕美
出演:瀬戸康史、五十嵐隼士、柳下大、荒木宏文、橋本汰斗、堀井新太、平田敦子、有福正志、若杉宏二、高橋愛美、馬渕英俚可
◇検察側の証人
2014年/日本大学芸術学部演劇学科平成26年度卒業制作
演出:成瀬光憂
◇検察側の証人
2014年/ABCホール/劇団神戸
演出:夏目俊二
出演:小倉啓子、いこまみちお、山本克己、木田博喜、柄本紀子、高柳裕太


映像化

Witness for the Prosecution
放送:1949年6月10日 英BBC (ライブ)
放送:1949年10月31日 米NBC 「シヴォレー・テレ・シアター」(ライブ)
監督:John Glyn-Jones
脚本:Sidney Budd
出演:Alban Blakelock (Prosecuting Counsel), Stafford Byrne (Walker), Derek Elphinstone (Defending Counsel), Mary Kerridge(ローマイン)、Dale Rogers(レナード・ボウル)、John Salew (Robert Mayherne), Hilda Terriss (Miss French)
Witness for the Prosecution
放送:1950年11月7日 米CBS 生ドラマ番組「デンジャー」
監督:ユル・ブリンナー
出演:Sarah Churchill
Witness for the Prosecution
放送:1953年9月17日 米CBS 「ラックス・ビデオ・シアター」
監督:Richard Goode 脚本:Anne Howard Bailey
出演:Tom Drake(レナード・ボウル)、Andrea King(ローマイン)、Edward G. Robinson(ウィルフリッド・ロバーツ卿)
情婦 Witness for the Prosecution
1957年 アメリカ
監督:ビリー・ワイルダー 脚本:ビリー・ワイルダー、ハリー・カーニッツ、ラリー・マーカス
出演:タイロン・パワー(レナード・ボウル)、マレーネ・ディートリヒ(クリスチン・ボウル)、チャールズ・ロートン(ウィルフリッド・ロバーツ卿)、エルザ・ランチェスター、ジョン・ウィリアムズ、ヘンリー・ダニエル(メイヒュー)、イアン・ウルフ(カーター)、ユーナ・オコナー(ジャネット)、トーリン・サッチャー(マイアーズ)、フランシス・コンプトン、ノーマ・ヴァーデン、フィリップ・トンジ、ルータ・リー、モリー・ローデン、オシオラ・ネスミス、マージョリー・イートン
検察側の証人 Witness for the Prosecution
放送:1982年12月4日 米CBS
監督:アラン・ギブソン 脚本:ジョン・ゲイ
出演: ラルフ・リチャードソン(ウィルフリッド・ロバーツ卿)、 ボー・ブリッジス(レナード・ボウル)、 デボラ・カー(Nurse Plimsoll)、 ドナルド・プレザンス(マイアーズ検事)、 ウェンディ・ヒラー(ジャネット・マッケンジー)、 ダイアナ・リグ(クリスティン・ボウル)、 ピーター・サリス(カーター)、 David Langton(メイヒュー)、 Michael Gough(判事)、 Frank Mills(ハーン警部)、 ピーター・コプリー(ハリソン医師)
Witness for the Prosecution
放送:2016年12月26,27日 英BBC
監督:Julian Jarrold 脚本:Sarah Phelps
出演: トビー・ジョーンズ(John Mayhew)、 Andrea Riseborough (Romaine Heilger)、 Kim Cattrall (Emily French)、 David Haig (Sir Charles Carter)、 Billy Howle (Leonard Vole)、 Monica Dolan (Janet McIntyre)

翻訳履歴