モノグラム殺人事件
The Monogram Murders

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ソフィー・ハナによる、名探偵ポアロ・シリーズの“公認”続編。
2014年9月、HarperCollins社から刊行された。

早川書房

(日本語版翻訳権独占)
2014
モノグラム殺人事件
山本博、大野尚江訳 早川書房 ISBN:9784152094971
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は殺される予定だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった。名探偵ポアロ・シリーズ公認続篇!
2016
モノグラム殺人事件
山本博、大野尚江訳 早川書房 クリスティー文庫(104) ISBN:9784151301049
ポアロが夕べを過ごしていた珈琲館に、半狂乱の女が駆け込んできた。誰かに追われている様子。事情を聞くと、女は自分は殺される予定なのだと震えながら答える。同じ頃、近くのホテルでは三つの死体が発見されていた。それぞれの口には同じカフスボタンが入れられていて……。“名探偵ポアロ”シリーズ、公認続篇。
第1章 逃げるジェニー/ 第2章 三つの部屋で起きた殺人/ 第3章 〈ブロクサム・ホテル〉で/ 第4章 枠は広がる/ 第5章 百人に尋ねよ/ 第6章 シェリーの謎/ 第7章 二つの鍵/ 第8章 考えを組み立てる/ 第9章 グレート・ホリングの調査/ 第10章 中傷の矛先/ 第11章 二つの記憶/ 第12章 耐え難い傷/ 第13章 ナンシー・デュケイン/ 第14章 鏡の中の考え/ 第15章 四つ目のカフスボタン/ 第16章 嘘には嘘/ 第17章 年上の女と若い男/ 第18章 ノックせよ、誰が戸口に現れるか/ 第19章 ついに真実が/ 第20章 どうしてうまくいかなかったのか/ 第21章 すべての悪魔はここ地上に来ている/ 第22章 モノグラム殺人事件/ 第23章 本当のアイダ・グランズベリー/ 第24章 青い水差しとボウル/ 第25章 もしも殺人がDという字で始まるなら/ 終章
登場人物
エルキュール・ポアロ探偵
エドワード・キャッチプールスコットランド・ヤードの刑事
スタンレー・ビア巡査
ジェニー謎の女
フィー・スプリングプレザント珈琲店のウエイトレス
ブランチ・アンズワースポアロとキャッチプールの住む下宿のオーナー
ルカ・ラザリブロクサム・ホテルの支配人
ジョン・グッドブロクサム・ホテルのフロント係
トーマス・ブリッグネルブロクサム・ホテルのフロント見習い
ラファル・ボバクブロクサム・ホテルのウエイター
ハリエット・シッペル殺人の被害者
アイダ・グランズベリー殺人の被害者
リチャード・ニーガス殺人の被害者
ヘンリー・ニーガスリチャードの弟
サミュエル・キッド事件の目撃者
パトリック・アイヴ教区司祭
フランシスパトリックの妻
マーガレット・アーンストパトリックの後任の教区司祭の妻
アンブローズ・フラワーデイ医師
ナンシー・デュケイン肖像画家
セント・ジョン・ウォレス貴族。画家
ルイーザジョンの妻
ドーカスウォレス家のメイド