茶色の服の男

冒険を夢見るアンは、地下鉄で事故を目撃した。電車を待っていた客が不自然に線路へ転落したのだ。かけつけた医者もなんだかあやしい。直後、近くの屋敷で女が殺された。報道では、転落死した客もその屋敷へ行く途中だったという。事故と事件につながりが? 医者と名乗った男が犯人!?好奇心にかられたアンは、謎の男を追って南アフリカ行きの船に飛び乗った!

  • 深町眞理子訳
  • 早川書房 ハヤカワ・ジュニア・ミステリ
  • ISBN:9784152099303
  • イラスト:くろでこ

登場人物

アン・ベディングフェルド

考古学者の娘

マダム・ナディナ

ロシアの踊り子

L・B・カートン

地下鉄で死んだ男

サー・ユースタス・ペドラー

ミル・ハウスの所有者。下院議員

ガイ・パジェット

ユースタスの秘書

ハリー・レイバーン

ユースタスの秘書

ミス・ペティグルー

ユースタスの秘書

ナズビー卿

〈デイリー・バジェット〉の社主

クラレンス(スーザン)・ブレア夫人

社交界の花形

ジョニー・レイス

大佐。陸軍情報部部長。ポアロ友人

エドワード・チチェスター

宣教師

サー・ローレンス・アーズリー

南アフリカの鉱山王

ジョン・アーズリー

ローレンスの息子

ハリー・ルーカス

ジョンの親友

「大佐」

英、米、日。初版

1924年に、英国ボドリー・ヘッド、米国ドッド・ミードから、それぞれ刊行されました。

日本語での初訳は1956年『茶色の服の男』(桑原千恵子訳/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)です。

The Man in the Brown Suit

1924年
The Bodley Head

The Man in the Brown Suit

1924年
Dodd, Mead & Co.

茶色の服の男

1956年
早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
桑原千恵子訳

いろんなで、言語で。

アガサ・クリスティの作品は、さまざまな言語に翻訳され、世界のあらゆる国・地域で刊行されています。 ここでは代表的なものを紹介していますが、もっとたくさんの翻訳本を眺めたい人は [世界の表紙ギャラリー(英語)] をご覧ください。

イギリス

The Man in the Brown Suit”のタイトルで刊行されています。写真はPan Books、1953年。

アメリカ

The Man in the Brown Suit”のタイトルで刊行されています。写真はDell Books、1949年。

フランス

L'homme au complet marron”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はLe Masqueの初訳、1930年。

オランダ

De man in het bruine pak”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。初訳は1931年。写真はSijthoff、1982年。

ドイツ

Der Mann im braunen Anzug”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はScherz、1997年。

スウェーデン

Mannen i brunt”(茶色の服を着た男)のタイトルで刊行されています。写真はBonniers、1987年。

デンマーク

Manden i det brune tøj”(茶色の服を着た男)のタイトルで刊行されています。初訳1925年。写真はCarit Andersen、1961年。

ノルウェー

Mann i brun dress”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はAschehoug、1974年。

フィンランド

Ruskeapukuinen mies”(茶色の服を着た男)のタイトルで刊行されています。写真はWSOY、2018年。

エストニア

Pruuni ülikonnaga mees”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はHotger、1994年。

ラトビア

Vīrs brūnā uzvalkā”(茶色の服を着た男性)のタイトルで刊行されています。写真はArtava、1995年。

リトアニア

Vyras rudu kostiumu”(茶色のスーツを着た男性)などのタイトルで刊行されています。写真はŽaltvykslė、1994年。

イタリア

L'uomo vestito di marrone”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。初訳1933年。写真はOscar Mondadori、1981年。

スペイン語圏

El hombre del traje color castaño”(茶色のスーツを着た男)などのタイトルで刊行されています。写真はBiblioteca Oro、1958年。

ポルトガル語圏

O Homem do Terno Marrom”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。“O Homem do Fato Castanho”(茶色のスーツを着た男)というタイトルもあります。写真はEdameris、1966年。

ギリシア

Τα 5 δάχτυλα του Σατανά”(サタンの5本指)のタイトルで刊行されています。“Ο άνθρωπος με το καφέ κοστούμι”(茶色のスーツを着た男)というタイトルなどもあります。写真はΠεχλιβανίδη - Σια、刊行年未確認。

セルビア

Čovek u smeđem odelu”(茶色のスーツを着た男)のタイトルなどで刊行されています。写真はLiber Novus、2015年。

クロアチア

Čovjek u smeđem odijelu”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はV.D.T.、2007年。

スロベニア

Mož v rjavi obleki”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はMladinska knjiga Zalozba、2009年。

ボスニア

Čovek u braon odelu”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルで刊行されています。写真はSvjetlost、1964年。

スロバキア

Muž v hnedom obleku”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルで刊行されています。写真はSlovenský spisovateľ、2022年。

チェコ

Muž v hnědém obleku”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルで刊行されています。写真はČeskomor. podniky tisk. a vyd.、1927年。

ハンガリー

A barna ruhás férfi”(茶色の服を着た男)のタイトルで刊行されています。写真はEurópa Kiadó、2016年。

ブルガリア

Мъжът с кафявия костюм”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はЕра、2016年。

ポーランド

Mężczyzna w brązowym garniturze”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルで刊行されています。写真はWydawnictwo Dolnośląskie、2014年。

ルーマニア

Omul In costum maro”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルで刊行されています。写真はExcelsior-Multi Press、1996年。

ロシア

Человек в коричневом костюме”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルで刊行されています。写真はNB-press、1990年。

トルコ

Kahverengi Elbiseli Adam”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はAltın Kitaplar、2009年。

アルメニア

ՇԱԳԱՆԱԿԱԳՈՒՅՆ ԿՈՍՏՅՈՒՄՈՎ ՄԱՐԴԸ”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はԷդիթ Պրինտ、2023年。

ヘブライ語

סוד האיש בחליפה החומה”(茶色のスーツを着た男の秘密)のタイトルで刊行されています。写真はסוד האיש בחליפה החומה、1964年。

アラビア語

الرجل ذو السترة البنية”(茶色のジャケットを着た男)のタイトルなどで刊行されています。写真はJARIR Reader、2008年。

ペルシア語

قتل در زمین گلفمردی با لباس قهوه‌ای”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルなどで刊行されています。写真はHermes books、2014年。

タミル語

கில்மார்டன் மாளிகையின் மர்மங்கள்”(キルモーデンハウスの謎)のタイトルで刊行されています。写真はChennai、2008年。

マラヤ―ラム語

തവിട്ടുകുപ്പായക്കാരന്‍”(茶色い男)のタイトルで刊行されています。写真はLitmus、2013年。

ベンガル語

হীরা-রহস্য”(ダイヤモンドの謎)のタイトルで刊行されています。写真はসেবা প্রকাশনী、2018年。

シンハラ語

දුඹුරු ඇඳුමෙන් සිටි මිනිසා”(茶色のスーツを着た男)のタイトルで刊行されています。写真はSarasavi Publishers、刊行年未確認。

インドネシア

Pria Bersetelan Cokelat”(茶色のスーツを着た男)のタイトルなどで刊行されています。写真はGramedia、2017年。

タイ

เพชรมรณะ”(死のダイヤモンド)のタイトルで刊行されています。“ชายในชุดสีน้ำตาล”(茶色のスーツを着た男性)のタイトルもあります。写真はสร้างสรรค์บุ๊คส์、2007年。

ベトナム

Nỗi bất hạnh khủng khiếp”(ひどい不幸)などのタイトルで刊行されています。写真はCông an nhân dân、2003年。

中国語

褐衣男子”(茶色の男)などのタイトルで刊行されています。写真は人民文学出版社、2008年。

韓国

갈색 양복의 사나이”(茶色のスーツの男)などのタイトルで刊行されています。写真は황금가지、2007年。

日本

茶色の服の男”、“茶色の服を着た男”のタイトルで刊行されています。写真は集英社「ジュニア版世界の推理」、1972年。