アガサ・クリスティに関する本
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2010年代

アガサ・クリスティーと14の毒薬 アガサ・クリスティーと14の毒薬
キャサリン・ハーカップ著、長野きよみ訳 岩波書店 2016
ミステリーの女王は毒薬のエキスパートでもあった!アガサ・クリスティーが作品中で用いた14の毒薬を取り上げ、それぞれの特徴や、実際に使用された現実の犯罪など、かずかずの驚くべきエピソードを紹介。どのようにクリスティーが毒薬の性質を巧みに利用して、効果的なミステリーに仕立てたのか、その仕掛けをも解き明かす知的エンターテインメント。

アガサ・クリスティー完全攻略 アガサ・クリスティー完全攻略
霜月蒼著 講談社 2014
作品の魅力、そして作品を語ることの魅力を余すところなく伝える、英国ミステリの女王・アガサ・クリスティー全99作品評論集。

ミス・マープル 老淑女の直感と論理 (名探偵を推理する 2) ミス・マープル 老淑女の直感と論理
後藤稔著 書肆侃侃房 2011
編み物とお茶の時間、庭いじりが大好きな心優しい老淑女、ミス・マープル。趣味の人間観察をもちいた独特の推理法とは…。その他、トミー&タペンス、クィン、パーカー・パインら魅惑の名探偵たちの人間像にせまる。

アガサ・クリスティー ミステリ・ハンドブック アガサ・クリスティー ミステリ・ハンドブック 新装版
ディック・ライリー&パム・マカリスター著、森英俊訳 原書房 2010
生誕120周年。「ミステリの女王」を堪能する必携ガイダンス!作品ガイドはもちろん、ポアロ、マープルら名探偵の肖像、映画、ドラマまで網羅。さまざまなコラムが「女王」を浮き彫りにする。

アガサ・クリスティを訪ねる旅―鉄道とバスで回る英国ミステリの舞台 アガサ・クリスティを訪ねる旅 鉄道とバスで回る英国ミステリの舞台
平井杏子著、大修館書店 2010
ロンドンから始まるミステリ・ツアーは、ミス・マープルの住む村へ、ポワロの活躍する街へ、そしてアガサが次々と移り住んだ屋敷、終焉の地までたどる。薫り高い文章と、美しい写真220枚、本田亮のイラスト、地図等の資料で、クリスティ・ワールドを実際に、または紙上で旅する時の、頼もしくも楽しいガイド。

アガサ・クリスティ大事典 アガサ・クリスティ大事典
マッシュー・ブンスン著 笹田裕子訳 柊風舎 2010
クリスティの著作、登場人物、映画、テレビ、演劇など約3000項目を収録。作品誕生のエピソードや映像化の舞台裏など、本の表紙や古い映画・演劇の貴重な写真も交えて紹介。クリスティ・ファン必読の事典。

アガサ・クリスティーの秘密ノート(上)(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) アガサ・クリスティーの秘密ノート(上下)
アガサ・クリスティー&ジョン・カラン著 山本やよい・羽田詩津子訳 早川書房クリスティー文庫 2010
クリスティーの屋敷で、小部屋の奥にしまいこまれていた70冊以上のノート。そのページには、ミステリの女王の創作の秘密が……興奮に震えながらノートを調べると、さらなる驚きが待っていた。そこには、未発表の短篇、それも名探偵ポアロが活躍するオリジナルの短篇ミステリが眠っていたのだ! さまざまな事情から陽の目を見なかった幻の作品「ケルベロスの捕獲」をついに完全収録。世界を驚かせた話題作!

ポアロ 小さな灰色の脳細胞 (名探偵を推理する 1) ポアロ 小さな灰色の脳細胞
後藤稔著 書肆侃侃房 2008

2000年代

アガサ・クリスティとデザイン謎の旅 アガサ・クリスティとデザイン謎の旅
安永 一典著 近代文芸社 2007
昔気質を自認する「インテリア・デザイン屋」である著者が、建築・インテリアに造詣が深いクリスティの作品を引用しながら現代日本文化を軽妙に分析し、斬る。

アガサ・クリスティーの晩餐会―ミステリの女王が愛した料理 アガサ・クリスティーの晩餐会―ミステリの女王が愛した料理
アンヌ・マルティネッティ、フランソワ・リヴィエール著、大西愛子訳 早川書房 2006
「ミステリの女王」として知られるクリスティーは「美食の女王」でもありました。その作中にはじつに魅力的な料理が登場します。名探偵ポアロがたらふく腹に詰め込んだ、ステーキとキドニー・パイ。ミス・マープルをうっとりさせた、ブレックファースト。トミーとタペンスも驚いた、魔性のいちじくのサンドイッチなどなど……。美しい写真とともに、料理の作り方と秘蔵料理エピソードを収録しました。クリスティー・ファン必携。見て、作って、味わう、クッキング・フォトエッセイの決定版。

アガサ・クリスティのインテリアと鼠の齧ったT定規 アガサ・クリスティのインテリアと鼠の齧ったT定規
安永一典著 近代文芸社 2006
昔気質のインテリア・デザイン屋が、クリスティの描く「英国人の美意識」から、日本のデザイン文化を考える。

ミステリーの生まれたところ―NHKアガサ・クリスティー紀行 ミステリーの生まれたところ―NHKアガサ・クリスティー紀行
坂本康子編 NHK出版 2004
彼女はいつも自分の知っている土地や建物をモデルに物語を描いた――イギリス各地にアガサゆかりの地を訪ね、その生涯と作品の背景を探る。NHKアニメ劇場に続く紀行番組の出版化。

アガサ・クリスティー百科事典 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) アガサ・クリスティー百科事典
数藤康雄編 早川書房・クリスティー文庫 2004
長篇はもとより全短篇や戯曲の内容まで紹介する完璧な「作品事典」および「作中人物事典」「アイテム事典」「戯曲・映画化・テレビ化作品完全リスト」「年譜」「エピソード集」を収める。クリスティーに関する様々な情報を調べながら、拾い読みして楽しむこともできる画期的な事典。クリスティー・ファン必携の一冊。

アガサ・クリスティー99の謎 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) アガサ・クリスティー 99の謎
早川書房編集部編 早川書房・クリスティー文庫 2004
「マープルの住んでいる村の名は?」などの初歩的な謎から「殺され方のベスト5は?」などの超難解な謎まで、クリスティーとその作品、ポアロやマープルなど登場人物、映画・TV化などに関する興味深いエピソードをクイズ形式にまとめ、関連したビジュアルを配した、楽しみながら、クリスティー通になれる雑学集

クリスティー文庫創刊
早川書房 2003 (非売品)
《クリスティー文庫》創刊に寄せて〔マシュー・プリチャード〕/スタイルズ荘の怪事件(抜粋)/(コラム)旅行/(コラム)料理/(コラム)娯楽/(コラム)恋愛/チェックリスト

クリスティーにチャレンジ! クリスティーにチャレンジ!
七井武彦著 文芸社 2002
あなたは巧妙に仕掛けられた罠の謎を解くことができるか?推理小説の巨匠・アガサ・クリスティが遺した66編の長編。それらの荒筋や読みどころをコンパクトにまとめ、トリックも検証する。読者にも謎解きを提示する読者参加型文庫本。

アクロイドを殺したのはだれか アクロイドを殺したのはだれか
ピエール・バイヤール著、大浦康介訳 筑摩書房 2001
アカザ・クリスティーの代表作として、またミステリー史上最大の問題作として知られる「アクロイド殺害事件」の犯人はその人物ではない―文学理論と精神分析の専門家バイヤール教授が事件の真相に挑戦、名探偵ポワロの「妄想」を暴き出し、驚くべき(しかし十分に合理的な)真犯人を明らかにする。「読む」ことの核心に迫る文学エセーとしても貴重なメタ・ミステリー。

アガサ・クリスティーの英国 小説の村と館を探す旅
福光必勝著 近代文芸社 2000
アガサ・クリスティーの小説に描かれた村と館は、はたして実在するのか?著者は、その疑問を解くため、彼女の生まれ故郷・トーキー市を出発点に、美しい英国の田園を彷徨ってみた。

1990年代

アガサ・クリスティー (ミステリ・ハンドブック) アガサ・クリスティー ミステリ・ハンドブック
ディック・ライリー&パム・マカリスター著、森英俊訳 原書房 1999
エルキュール・ポワロ、ミス・マープルを生み出した、ミステリの女王・クリスティー。充実したブック・レヴューをはじめ、クリスティー名言集、映画の見どころ、作品に登場する料理まで網羅した決定版。

なぜアガサ・クリスティーは失踪したのか?―七十年後に明かされた真実 なぜアガサ・クリスティーは失踪したのか? 七十年後に明かされた真実
ジャレッド・ケイド著、中村妙子訳 早川書房 1999
初めて明らかになった失踪直後の手紙の存在、クリスティーの親友の遺族から得た証言などをもとに、失踪事件の知られざる衝撃の事実を掘りおこす。ミステリの女王として、そして一人の女性としてドラマティックに生きたクリスティーの内面に踏みこんだ話題作。

テレビ版 名探偵ポワロ テレビ版 名探偵ポワロ
ピーター・ヘイニング著、岩井田雅行・緒方桂子訳 求龍堂 1998
数多く映像化された「ポワロ」の中で最も人気の高い名探偵ポワロ(イギリス・LWT制作)の番組ガイド&写真集。"灰色の脳細胞"を持つ不朽の名探偵、その誕生と受難の時期、番組ストーリー、撮影秘話、ロケ地案内、俳優たちの役作りの秘密など、すべてが詳しくわかる完全版。

アガサ・クリスティーの食卓
北野佐久子著 婦人画報社 1998
ミステリーには隠し味があった…?アガサ・クリスティーが49作品に描いた気になる料理。レシピを知れば、謎解きはもっとおもしろい。ミステリーの一場面をとおして綴るイギリスの素敵。料理で楽しむミステリー。

名探偵ポワロの華麗なる生涯 名探偵ポワロの華麗なる生涯
アン・ハート著、深町眞理子 晶文社 1998
卵型の頭にぴんとはねた口髭、「灰色の脳細胞」をもつこの小さな洒落者ほど、20世紀の犯罪者たちに恐れられた探偵はいないだろう。しかし、これだけ有名であるにもかかわらず、その私生活は謎に満ちている。彼は、果たしていかなる人物だったのか?本書は、アガサ・クリスティーの書いた長短89篇の作品を渉猟して、ひとりの人間としてのポワロの姿を生き生きと浮かびあがらせる。出生から生い立ち、住居、食生活、友情や恋愛、比類なき探偵術の秘密、そして死まで。ミス・マープルの愛すべき生涯の著者による、ミステリー研究の白眉。

アガサ・クリスティー (講談社選書メチエ) アガサ・クリスティー
モニカ・グリペンベルク著、岩坂彰訳 講談社(講談社選書メチエ) 1997
「泣かせろ、笑わせろ、待たせろ」―ミステリーの黄金律を操った「女王」。ポアロをひっさげてのデビュー以来、70冊に7000人を登場させた。離婚。失踪。記憶喪失。復活。そして、巨匠への道を歩む。本音を漏らした唯一の場所=作品から、隠された素顔を追跡する。

アガサ・クリスティーと訪ねる南西イギリス アガサ・クリスティーと訪ねる南西イギリス
津野志摩子著 PHP研究所 1997
ミステリー女王が愛した故郷へ。「パディントン発4時50分」に乗って、デボン州南部へ行ってみよう。エピソードあふれる名作の舞台、風光明媚なスポット、人々の暮らしぶりを、在英10余年の著者が、写真とともに案内。名探偵、ポアロやミス・マープルに出逢える旅。

アガサ・クリスティ デザインへの誘い
安永一典著 近代文芸社 1995
名探偵たちの好んだインテリアは。英国人の美意識とは。クリスティの書斉を覗け。インテリアデザインという視点からもう一つのミステリーを探る。

鏡の中のクリスティー
中村妙子著 早川書房 1991
クリスティーの作品には鏡ないし鏡の機能をもつものがしばしば出てくる。鏡へのその関心を逆手にとって、彼女の作品を鏡になぞらえてみたらどういうことになるか。浮かび上がるのは、「自伝」にも諸種の伝記にも盛りこみきれなかった彼女自身の姿ではないだろうか―。クリスティーの多くの作品を訳し、深い共感を寄せる作者は、そのような考えから本書を著した。女史の単行本未収録短篇「愛犬の死」を併録。

アガサ・クリスティー生誕100年記念ブック アガサ・クリスティー生誕100年記念ブック
アガサ・クリスティーほか著、深町眞理子ほか訳 早川書房 1990
本邦初紹介の短篇「罠にご用心」、ポアロについて等の本人のエッセイ、孫マシューの「伝説の祖母」など、伝記、作品、映像についての楽しい記事と写真を満載。

新版 アガサ・クリスティー読本
H.R.F.キーティングほか著 早川書房 1990
波瀾万丈の小説を書く人が波瀾の人生を送ることはめったにない。アガサ・メアリ・クラリサ・ミラーは1890年9月15日にトーキイ効外のアッシュフィードという家で生まれ、幸福な少女時代と平和な晩年を送り、世界的なベストセラー作家アガサ・クリスティーとして1976年1月12日世を去った。だが、その生涯にはいくつかの謎が残され、その作品群はいまだ尽きせぬ多くの魅力と話題に溢れている。ミステリの女王についてのすべての疑問に答える決定版読本。

アガサ・クリスティーの誘惑
芳野昌之著 早川書房 1990
アガサ・クリスティーは、処女作スタイルズ荘の怪事件(1920)から遺作スリーピング・マーダー(1976)まで約80点の長篇・短篇集を著し、ミステリの女王として全世界の読者を楽しませてきたわけだが、その人気の秘密はどこにあるのだろう。60歳以後の晩年の作品に小説家としての成熟を見る著者は、女史の名作30数篇をほぼ年代順に取り上げながら、処女作から事実上の最後の作品運命の裏木戸(1973)にいたる作家クリスティーの足取りを追っていく。処女作から晩年までの諸名作の秘密をたずね、名探偵と脇役たちの人間味をさぐる好エッセイ集。

アガサ・クリスティーのカバー
真鍋博著 早川書房 1990(非売品)

1980年代

ミス・マープルの愛すべき生涯
アン・ハート著、浅羽莢子訳 晶文社 1989
世界に名だたる名探偵のうちで、アガサ・クリスティによって命を吹きこまれたミス・マープルほどに、親しみ深く愛すべきキャラクターはいないだろう。イギリスの小さな村に住む、この独身のふわふわした白髪の老婦人には、スコットランド・ヤードの腕きき刑事たちも太刀打ちできなかった。しかし、彼女ほど謎につつまれた人物もまたいない。年齢は?経歴は?暮らしぶりは?―作品にひそむ限られた手がかりをもとに、ミス・マープルその人の生涯と時代を生き生きと描きだしてゆく、ユニークな研究書。

アガサ・クリスティーの生涯〈上〉 アガサ・クリスティーの生涯
ジャネット・モーガン著、深町眞理子・宇佐川晶子訳 早川書房 1987
エルキュール・ポアロのように頭脳明晰で、ミス・マープルのように奥ゆかしく、トミーとタペンスのようにユーモア感覚にあふれ、ハーリ・クィンのようにミステリアスな作家、アガサ・クリスティー。その人となりはどのような環境のもとでつちかわれたのか。また、全世界で愛読され続けているその作品は、どのような契機から生まれ、どんな過程を経て成立したのか。クリスティー自身は語ることのなかった創作の秘密をさぐるとともに、謎に包まれたその生涯を興味深く再現するクリスティー伝記の決定版。

アガサ・クリスティーの真実
中村妙子著 新教出版社 1986

クリスティー入門 クリスティー入門
加藤静雄著 近代文芸社 1985

アガサ・クリスティー イラストレーション アガサ・クリスティー イラストレーション
トム・アダムズ著、田村隆一訳 早川書房 1984

アガサ・クリスティの贈物
ジェフリー・ファインマン著、諸岡敏行訳 晶文社(晶文社セレクション) 1984

アガサ・クリスティーはマザー・グースがお好き
日本英語教育協会 1984

欺しの天才 アガサ・クリスティ創作の秘密
ロバート・バーナード著、小池滋・中野康司共訳 秀文インターナショナル 1982

クリスティーの手帖
早川書房 1982 (非売品)
アガサ・クリスティーと私〔中島梓〕/クリスティーをめぐる海〔数藤康雄〕/映画「地中海殺人事件」防寒に南国ミステリを〔浅羽莢子〕/クリスティー略年譜/あなたはどのクラス?クリスティー・ステップ・クイズ/クリスティー解説付き著作リスト

クリスティー・ハンドブック
早川書房 1981 (非売品)
謎解きは人生の楽しみ〔数藤康雄〕/死体にだって見おぼえがあるぞ〔田村隆一〕/ミス・マープルのセント・メアリ・ミード村〔桜井一〕/映画「クリスタル殺人事件」〔竜弓人〕/ミス・マープル人名録/クリスティー語る/クリスティー・クロスワードパズル/クリスティー著作リスト

アガサ・クリスチィの秘密 (Key library) アガサ・クリスチィの秘密
グエン・ロビンス著、吉野美恵子訳 東京創元社 1980

1970年代

クリスティー小百科
早川書房 1978 (非売品)
死人島〔植草甚一〕/強烈なスパイス〔仁木悦子〕/クリスティー宮殿へご招待〔山口雅也〕/名探偵の横顔/クリスティーの生涯/映画「ナイル殺人事件」/クリスティー・ア・ラ・カルト/著作リスト/クリスティー・クイズ/クリスティーへの賛辞

ポアロとミス・マープル
矢野浩三郎・数藤康雄編 パシフィカ(名探偵読本) 1978

アガサ・クリスティー読本
H.R.F.キーティングほか著 早川書房 1978

パスティーシュ

ドロシーとアガサ (光文社文庫) ドロシーとアガサ
ゲイロード・ラーセン著 光文社文庫(2003)
――帰宅したドロシーを待っていたのは見ず知らずの男の死体だった。拳銃による自殺と見られたが、銃声を聞いたものは誰もいない。死体のそばには意味ありげなメッセージが残されていた。ドロシーの窮地を救うべく、クリスティーを中心としたディテクション・クラブの面々が真相を探ろうとするが……。――イギリスミステリー界の女王ふたりを相まみえさせた、大胆な設定の異色作!

新装版 殺しの双曲線 (講談社文庫) 殺しの双曲線
西村京太郎著 講談社文庫(1979)
差出人不明で,東北の山荘への招待状が6名の男女に届けられた。彼らは半信半疑で出かけて行く。雪に埋もれ,幸福感に酔っていた彼らはやがて恐怖のどん底に突き落とされた。殺人が発生したのだ。しかも順々に……。クリスティ女史の名作「そして誰もいなくなった」に,異色の様式で挑戦する本格推理長編。

新版 名探偵なんか怖くない (講談社文庫) 名探偵なんか怖くない
西村京太郎著 講談社文庫(1977)
かの三億円事件をそっくり再現させて,それを世界的名探偵に推理させようという酔狂な企画。立案者は財産をもて余す成金。招かれた探偵は,メグレ,ポワロ,クイーン,明智の豪華版。お膳立てが整い,監視されているとも知らぬ犯人は行動を起したが,意外や意外。巧みな構想に支えられたパロディの秀作。

名探偵が多すぎる
西村京太郎著 講談社文庫(1980)
別府航路の船上で一堂に会した名探偵,メグレ,クイーン,ポワロ,明智の四人に,かのルパンから届いた挑戦状。ルパン対四人の虚々実々の対決はかくして幕をあけるが,ルパンに狙われた宝石商は鍵のかかった船室で殺害され,宝石も奪われる。ルパンは密室殺人で四人に挑戦してきたのか。会心パロディ。

名探偵も楽じゃない
西村京太郎著 講談社文庫(1982)
ミステリーマニアの組織の例会が,会長の経営するホテルで開かれた。特別ゲストはクイーン,メグレ,ポワロ,明智小五郎の四大探偵。その席に自ら名探偵と称する青年が闖入,殺人の匂いがあると予言。果たして奇怪な殺人劇が連続して!世界的名探偵達はどうする?傑作パロディ「名探偵シリーズ」第三作。

新装版 名探偵に乾杯 (講談社文庫) 名探偵に乾杯
西村京太郎著 講談社文庫(1983)
遂に四人の名探偵のうち,ポアロが死んだ。その追悼会が,明智の花幻の島の別荘で開かれる。招かれたのはクイーン,メグレの他に,ポアロの親友ヘイスティングズ。そこへポアロ二世と自称する若者が現われた。彼はポアロゆずりの才知を示すべく,突発した殺人事件に首を突っこんだが――。クリスティ女史の「カーテン」を巧みに利したパロディ。

そして誰もいなくなる (中公文庫) そして誰もいなくなる
今邑彩著 中央公論社(1993)、中公文庫(1986)
名門女子高天川学園の百周年記念式典に上演された,高等部演劇部によるそして誰もいなくなったの舞台上で,最初に服毒死する被害者役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが,その後も演劇部員が芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。次のターゲットは私!? 部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに,姿なき犯人に立ち向かうが……。犯人は殺人をゲームにして楽しむ異常嗜好者なのか。学園本格ミステリー。

クリスティー記念祭の殺人 (ミステリアス・プレス文庫) クリスティー記念祭の殺人
キャロリン・G・ハート著,山本俊子訳 ミステリアスプレス文庫(1994)
アニーは胸の高鳴りを抑えられなかった。自分の企画した〈クリスティー記念祭〉が、ついに開幕するのだ。人気のミステリ作家も参加してくれるし、催し物も盛りだくさん。誰もが楽しんでくれるにちがいない。が、その記念祭に本格ミステリ嫌いの冷酷な評論家が闖入してきて、おまけに連続殺人が…。ミステリの女王に捧げられた、とびっきりの本格ミステリ。

クリスティーに捧げる殺人物語
ティム・ヒールド編,中村保男訳 ミステリアスプレス文庫(1992)
「母が消えた日」マーガレット・ヨーク/「煙が目に……」デイヴィッド・ウィリアムズ/「メイヘム・パーバの災厄」ジュリアン・シモンズ/「恋のためなら」スーザン・ムーディ/「旅行鞄の中の貴婦人」ピーター・ラヴゼイ/「ジャックは転んだ」H・R・F・キーティング/「検察側の達人」ティム・ヒールド/「最悪の祭日」ポーラ・ゴスリング/「水曜のマチネー」シリア・デイル/「クソくらえ」リサ・ゴディ/「文学史のお時間」サイモン・ブレット/「こぞって楽しいひととき」ロバート・バーナード/「晩餐会の夜に」キャサリン・エアード

そして誰かいなくなった (徳間文庫) そして誰かいなくなった
夏樹静子著 講談社文庫(1991)
豪華クルーザー“インディアナ号”に五人の客が招待されたが、出航の夜のにぎやかな晩餐に、突然、不気味な声が侵入する。各々の、秘めた罪を告発するそれは、クリスティの、有名な予告殺人小説と酷似し、船内は恐怖に凍りつく。果たして、一人、また一人と乗客が殺されていって…。

「ABC」殺人事件 (講談社文庫) 「ABC」殺人事件
有栖川有栖ほか著 講談社文庫(2001)
名探偵に送りつけられる挑戦状、法則性のある連続殺人事件、そして驚くべき真犯人!女王・クリスティの名作「ABC殺人事件」をモチーフに5人の鬼才が綴る、華麗なる事件簿。「灰色の脳細胞」ポアロをしのぐ名探偵は果たして誰か。ミステリーファンに贈る、文庫創刊30周年記念・書き下ろしアンソロジー!!

「そして誰もいなくなった」殺人事件
ジャックマール&セネカル著,矢野浩三郎訳 集英社文庫(1983)
11人目の小さなインデアン集英社(1981)を改題
アガサ・クリスティーの代表作「そして誰もいなくなった」を上演しているパリの劇場で,あたかも原作をなぞったような大量殺人が発生した。そして第2,第3の殺人が……。事件のカギは悲劇的な死を遂げた往年の大女優か?老俳優サンソンと舞台演出家ステファノプーロスの推理が始まる。

アガサ 愛の失踪事件
キャサリン・タイナン著,夏樹静子訳 文芸春秋(文春文庫) 1988
1926年12月4日、著名な推理作家アガサ・クリスティが自宅から失踪した。愛する夫と娘を残して、36歳のアガサはなぜ家出し、失踪中どんな行動をとったのか。その謎は自伝の中でも触れられぬまま、彼女の死とともに葬り去られた。"ミステリー作家自身のミステリー"を克明に描いたファン必読の長篇小説。

三回殺して、さようなら
パスカル・レネ著,田中淳一訳 創元推理文庫(1988)
ミス・マープルの甥っ子、レスター警部は、季節外れの休暇をとって、南フランスにある山間の田舎町にやってきた。ところが到着早々、買いたてのフェラーリが、盗まれたうえ運転席に死体をのせて崖下で大破しているのが発見される。状況に不審を抱いたレスターは、同じホテルに泊りあわせた伯母を髣髴させるイギリス婦人とひそかに捜査を開始するが、迫うほどに事件の根は深く、悲痛なものであることが明らかになっていった!

アガサ・クリスティ殺人事件 アガサ・クリスティ殺人事件
河野典生著 祥伝社ノン・ノベル(1983)、祥伝社ノン・ポシェット(1986)
名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作「オリエント急行の殺人」事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった!45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。ポワロの手には、〈かつての現場・ハイデラバード急行内でふたたび殺人が起こる〉との脅迫状が…。やがて、予告どおりに列車内で殺人が発生した!全世界のクリスティ・ファンに挑戦する本格推理小説の傑作!